商品番号:1524396
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
豊かな自然、おおらかなひとのこころ。
南国の色彩、印象に残る力強さを秘めたその風情…
本場琉球紅型―
極彩色の色使いにて表現された意匠が美しい、
特選の琉球紅型九寸名古屋帯のご紹介です!
かの浦野理一氏に師事され、2015年にお亡くなりになられた
琉球紅型の女流作家【 故:伊差川洋子 】氏による
紅型ならではの色彩、迫力の図案の九寸名古屋帯のご紹介です。
今回ご紹介のお品も洋子氏の作品らしいタッチのお品。
滅多にご紹介はかないませんので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
節感のあるさらりとした帯地。
その絹地を穏やかな薄い松葉色に染め上げて。
意匠には薄にバッタ・蝶の模様を染め上げました。
意匠の「かたち」、そしてその「色彩」、繊細さ。
色彩を重ねる事で鮮やかさが際立ち、華やかさを増して、
心惹きつけてやまない魅力が感じられる仕上がりとなっております。
【 伊差川洋子氏について 】
その昔、身分の高い者だけに着用を許され一般的には禁断の布。
絵師が図案を描き、彫り師が型紙を彫り、それを紅型三宗家と言われる
染め師が完成させるという形態で匠の技が守られてまいりました。
温故知新、沖縄を染める…
15世紀前に浦添地方で発達し、現在は途絶えてしまった
紅型の素型である「浦添型」。
蒟蒻に顔料を混ぜて表現する「摺り込み」の技法を研究し
作品づくりに取り組んでいらっしゃったのが伊差川洋子氏でございます。
その伝統的な技法に現代の技術である米の防染糊との併用。
奥行きのある紅型作品を残されております。
■伊差川洋子氏 プロフィール
1967年 女子美術短期大学卒
染織家 浦野理一氏に師事
1972年 友禅、染色デザインの仕事を経て帰沖
1976年 第一回個展(沖縄物産センター画廊)
1981年 沖縄県工芸公募展優秀賞 沖展奨励賞
1985年 新人染織展入選 びんくらふとギャラリー設立
1990年 クラフトセンタージャパン評議員
1993年第5回個展「おきなわ花暦」(リウボウ美術画廊)
1994年 西部工芸展初出品・沖縄県知事賞
1995年 沖縄タイムス芸術選賞 工芸染色部門奨励賞受賞
1999年 第54回 新匠工芸会新人賞
2000年 沖縄県立芸術大学、非常勤講師委嘱
2001年 第6回アジア工芸展FBS福岡放送賞受賞
マレーシア「ワールド・エコファイバー&テキスタイル・
フォーラム2001」に参加
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.6m
六通柄
おすすめの帯芯:突起毛芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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