商品番号:1523449
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
ひと目見ればお分かり頂けるでしょう。
永い西陣の伝統の中で、「真実に美しいものは常に新しい」と、
工芸の道の無限の美を追求する、洛風林の帯の中でも希少な逸品。
蚕を飼い、糸作りに始まり、撚糸、染め、機…
本当に細部にまで気をくばりすべての工程を徹底して自社で行い
一貫したモノ作りをされている老舗、勝山織物の至極の傑作をご紹介致します。
中でも名古屋帯は中古市場でも非常に人気が高く、年々希少となりつつございます。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
ざっくりとした織り上がりの胡桃色の経節紬地。
箔糸が織りなされその独特の表情は、大人のための逸品の風格を印象づけます。
お太鼓には華唐草模様が鮮やかな色彩で表されました。
洛風林のセンスと勝山の技術。
モダンな感性と圧倒的な織りの表現力で織り上げた傑作。
シンプルながらも飽きのこないこの仕上がり。
洛風林らしさが、目に肌に、ダイレクトに伝わってまいります。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
たれ先の織り込みを確認するために一部縫製を解いております。
お届け前には口閉じをさせていただきます。
【 勝山織物について 】
「手機で帯を織る」という先代のこだわりを大切にされている西陣織元です。
京都の京北町に「周山工房」という手織機の工房を創り、
また長野県にも「絹織製作研究所」という養蚕を研究する拠点を構えておられます。
勝山織物さんのこだわりは様々な部分にございます。
養蚕から始まって、染めや撚糸まで…
素材にこだわり一点一点、手間ひま掛けて創作されております。
また古来の織物にある魅力をその素材を用いて様々な創意工夫をちりばめて一つの作品を創り上げています。
一度締めると、もう他の帯は締められない―
しっとりとしてしなやか、ギュッと締め付けられるわけではないのに長時間着ていてもズレが生じてこない、
体に合わせて帯が添ってくれるような勝山の手織り帯。
問屋間でも、おきもの通の方にも永く定評の高い本物の手織り機屋です。
【 洛風林(らくふうりん)について 】
創業者である堀江武氏は1923年、当時西陣帯地界の
重鎮であった三宅清治郎の元で修行、独立後、
1954年屋号を「洛風林」 とし独自の作品作りを開始。
帯地の制作にあたっては自社で機は持たず、
洛風林同人と呼ばれる西陣等の機屋に製織を依頼する形で
帯づくりを行う。白洲正子や伊兵衛工房の高林淑子をも
魅了した、洛風林の独特の世界はこの多岐にわたる機屋や
作家に依頼することにより帯として完成されている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる着物 洒落訪問着、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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