商品番号:1521709
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【 仕入れ担当 田渕より 】
絞りのおきものといえば、藤娘きぬたや。
あえてご説明申し上げるまでもないでしょう。
本作は、きぬたや二代目作家として活躍される、
伊藤嘉秋(いとうかしゅう)氏と
伝統工芸士・赤塚順一氏作のお品でございます。
嘉秋氏の作品は大変希少で、弊社でもご紹介は過去数回限り。
絞りへの飽くなき追求心で技を磨かれ、
それが結実した代表作はメトロポリタン美術館で永久保存されるほどです。
今回のお品は贅沢にも蒔糊友禅を一面に施したひと品。
この機会に是非ともじっくりご覧くださいませ。
【 お色柄 】
さらり…ほどよいハリコシのあるしなやかな絹地。
触れるだけでその上質さを感じ取っていただけることでしょう。
地色は深い黒色で一面の蒔糊が吹雪のようでなんとも情趣にあふれて。
その地一面に青海波の意匠が配されました。
お柄の密度を変え、総柄の訪問着に、
すっきりと…かつ気品高くお召しいただける一枚に仕上がっております。
末永く大切に。
受け継いで行っていただける方に、おすすめいたします。
ここ京都室町より、心を込めて、お届けいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 藤娘 きぬたやについて 】
1947年(昭和22年)創立
高級呉服、特に高級しぼりの自社製造を行い、
『藤娘』の商標で全国の有名呉服店、百貨店、
及び卸売問屋に販売網を持つ、しぼり製品のトップメーカー。
創作品の中には、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に
永久収蔵されているものもある。
絞り染の他に、名古屋友禅や刺繍による作品も手がける。
疋田絞りの多くは45建が多く、1尺5分(約40cm)の幅に
45粒の絞りが施されるが、きぬたやの45建は47粒が基準。
更に江戸期に存在したという本疋田60建を十数年の
歳月をかけ復元、その技術を持つ絞り職人養成にも成功。
伊藤嘉秋氏は、不可能とされた本疋田70建にも成功した。
きぬたやの本疋田絞りは、通常の本疋田が一粒あたり
8回絹糸で括るところを12回括ることによって
一粒一粒の白場が多く、中心の点が針のように
尖っている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※パールトーン加工済み
身丈(背より) | 153cm (適応身長158cm~148cm) (4尺0寸4分) |
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裄丈 | 64.5cm(1尺7寸0分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 23cm(6寸1分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾33.5cm(8寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 袋帯、九寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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