商品番号:1521556
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【 仕入れ担当 田渕より 】
京都洛北鷹峯、染織の名門「しょうざん」。
西陣織機を持っており、
生紬、柿渋染、櫛織り、絹漉貴…
お着物だけでなく、創作的でお洒落な帯でも知られております。
今回ご紹介のお品は、そのしょうざん謹製の大変希少なひと品。
伝説的な存在の徳田義三の図案の良柄を仕入れて参りました。
この機会に憧れの逸品を是非ともお値打ちにお買い求めくださいませ!
【 お色柄 】
ざっくりとした、節感たっぷりの紬地。
くすみのある香染色を基調としてお太鼓には花段模様が織り出されております。
その地にさり気ない存在感のある箔糸を用いて
みればみるほど引きこまれ、飽きのこない帯姿を演出してくれます。
そっと煌めく箔は絶妙に調和し、その色彩を一織、一織移ろわせてゆきます。
お洒落訪問着や小紋、染めの生紬、また大島、牛首など
格のある織りのおきものとのコーディネートも、
驚くほど見事にきめてくれることでしょう。
こういった柄行は、洋の場でもしっくりと調和するのがその魅力。
ひと目で「よいもの」とわかる最高の仕上がりです。
どうぞお見逃しないよう、その魅力をご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 徳田義三について 】
大正末期に図案家・高橋白壱扇氏に師事し、
独立後に糸染めの技術や織り組織の研究を重ねながら西陣の織屋をわたり歩いて、
数多くの図案や織り組織の指示書を残された、稀代の図案家でございます。
それまでは『古典模様の踏襲・模倣』といった枠に囚われがちであった西陣織の世界に、
独自の美意識に基づいた多くの秀作を送り出した伝説の人物で、
現在でもお着物通の方ならばご存知の名門の機屋、丹波屋、帯屋捨松、
しょうざんといった織屋をはじめ、西陣や室町にその図案が残されております。
1906年 京都西陣に生まれる
1924年 京都美工(京都芸術大学)に在学中、図案家・高橋白扇氏に師事し、図案を学ぶ
1927年 独立後、小紋着尺、型友禅の図案を手掛ける
1935年 織物の図案に着手
1941年 西陣織の図案に取り組む傍ら、東京日本橋の呉服店からの友禅の色差し、仕上げを担当
1946年 京都府生活協同組合連合会を結成し、故・蜷川虎蔵氏を会長とし、そのもとで組織部長を務める
1951年 図案家として活動する傍ら西陣織屋の顧問として指導する
1955年 正倉院文様に魅せられ、纐纈の研究を始める
1979年 染の古典、纐纈の復元に成功
1980年 しょうざんの帯部門の顧問として指導
【 しょうざんについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2401
京都の着物メーカー。(漢字表記は松山)
西陣の糸屋の三男に生まれの戦後の立志伝中の人物で、
しょうざんのウール着物を大ヒットさせた松山政雄が
創業者。
戦後いち早くシルクウール着物やウールお召を開発。
1970年代以降は後のしょうざんの看板商品となる
「しょうざん生紬」を開発。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ジュアルパーティ、芸術鑑賞、観劇、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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