商品番号:1521013
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
美しき海、美しき風、そして豊穣の大地。
おだやかでいて、ゆったりとながれる時の中で…
そのやさしい色彩、豊かな質感は生み出されます。
その自然感豊かな仕上がりが映える、
大城廣四郎織物工房の南風原花織九寸帯をご紹介いたします!
今回のお品は美しい花織に加えて帯地の絣が際立つ逸品。
もともとは着物で製作されたお柄を帯にした一条。
この美しい色彩をぜひお手元でご堪能いただきたく存じます。
お値打ちにご紹介させていただきますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
ハリ感のある絹地には、
爽やかな若菜色を基調にして、
経絣にてダキヌフシーの絣柄を表して。
その表情豊かな帯地に、
お太鼓部分には緑と紫、柑子色の段暈しを織りなし、
その上に美しい花模様があしらわれております。
青と桜色の緯糸もさりげなく織り込んだこだわりの仕上がり。
色とりどりに表現された花織の意匠のハーモニー。
シンプルながら、奥行きある表情が大変魅力的に感じられます。
南国の織物らしい独特の表情はそのままに…
現代の街並みにしっくりとなじむ、洗練されたハイセンスとなりました。
民芸的でありつつも…
現代の町並み、都会にも融けこむその構成美。
無地や格子などさりげなく着られるおきものを楽しまれている方にも、
昔ながらの伝統表現を楽しむとともに時代にあった感性で着こなせる帯として、
ぜひお手に取っていただきたいお品です。
【 南風原花織について 】
南風原、読谷山、与那国…
15世紀頃に南方から伝えられたと言われる花織は沖縄各地に存在致します。
そのすばらしい染織文化は、王府のある首里へと運び伝えられ…
土着の在郷らしい意匠から、王家や士族の着用にふさわしい、
より洗練された意匠へと進化していきました。
かつては琉球王朝の御用布となっており、祭礼時以外は庶民が
着用することを禁じられていたほど、非常に手が込んだ贅沢な織物でした。
なかでも、首里の王朝に近い南風原の土地。
一説では、首里近くの南風原で織りあげられたものこそが
本当の王朝の着物であると言われることもございます。
【 大城廣四郎工房と大城一夫氏について 】
黄綬褒章受賞
伝統工芸士
卓越技能賞(現代の名工)受賞
勲六等瑞宝章受賞
輝くような受賞歴を持つ大城廣四郎氏。
戦後の苦難の折、苦労に苦労をかさね、生きるための手段として選んだ機織り。
現金収入を得る手段としてはじめた機織り―
それが、いつしか人の心に感銘をあたえる域となり、
現代の名工として認められるまでに至りました。
あくなき探究心とたゆまぬ努力と情熱。
その意思と情熱は、織物工房の職人ひとりひとりにしっかりと受け継がれ、
今でも工房の品々は、見る者に手仕事の感動を与えます。
今回のお品は草木染・手織りの創作特選品。
織り上げたのは、かの大城廣四郎氏のご子息、大城一夫氏。
現在では日本工芸会正会員になられています。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100% 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 小紋、織のお着物など
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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