【 仕入れ担当 田渕より 】
時を経ても変わらぬその彩り…
かの銀座の有名専門店、今はなき『青山みとも』より、
染織文化研究会の主宰である染織作家、吉見逸郎氏による生命の原点に戻るかのような美しい貝紫を用いた
絶品のお振袖を仕入れて参りました。
青山みともといえば…の看板品。
中でもお振袖となると当時から大変希少であったそうです。
このような出逢いもお仕立て上がりならではのもの。
本物をお探しの方へ…
どうぞお見逃しなきようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ぽってりと豊かなシボ立をみせる極上のちりめん地。
地色に用いられた深い深い紫は
メキシコはオアハカ州の太平洋岸において採取した、ヒメサラレイシ貝の染液だけを仕様しております。
意匠には波濤に浮かぶ帆船に紅白梅や松など吉祥の草花を鮮やかに描き出しました。
紀元前1600年からの歴史を誇る古代貝紫を忠実に再現し
細部まで神経を研ぎ澄ませて描き出された古典意匠は見事です。
是非この機会に『幻の貝紫』の、
その高貴な色をお楽しみくださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 貝紫について 】
青山みともさんは、センスのいいお品をたくさん扱っておられましたが、
特に貝紫に関しては社長みずから南米までおもむき、
メキシコ水産庁より使用が認められ、
原材料を吟味、調達していたという自信とこだわりのお品です。
貝紫という特殊なお色は、その彩りの美と希少性により、
古代ローマなどでは高貴な位に就く者しか使用することが
できなかったと言われております。特殊な貝の色素
(1グラムの染料を採るために2000個もの貝を必要とします)から染め出した奥深い紫の色彩…
絹糸の染めも西陣でも選りすぐりの染職人との提携で、
いくつもの色糸を使い分け、他の製品にはない独自性を持たせています。
糸操から整経、綜絖、製織ひとつひとつの工程に対する情熱の結晶がこの作品です。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
身丈(背より) | 162cm (適応身長167cm~157cm) (4尺2寸8分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 118cm(3尺1寸2分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ~30代
◆着用シーン 成人式、結婚式、式典、パーティーなど
◆あわせる帯 袋帯、丸帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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