商品番号:1517118
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
ファンのお方、そして誰もお持ちでない染織工芸品をお探しのお方、
大変お待たせいたしました…!
沖縄の光と風を糸に託して―。
沖縄織物の技法のひとつ、
「絣」にこだわり、真正面から向き合い、
その可能性を追い求めてきた方がいらっしゃいます。
日本工芸会正会員・真栄城興茂(まえしろおきしげ)氏の母、
喜久江氏のお品が入荷いたしました!
誠に残念ながら喜久江氏はお亡くなりになられておりますので、
新たなお品が生まれることはございません。
興茂氏の作品であっても、京都室町でもめったと出会うことができず、
本当に限られた創作数しかございません。
なんとこの度、未仕立ての作品が奇跡的に入荷しました。
お亡くなりになられてから20年近く経ちますが、
非常に綺麗な状態で入荷しました。
どうかこの希少なご紹介の機会をお見逃しなきようお願い申し上げます。
【 色・柄 】
トロンとなめらかな手触りの綿生地。
あたたかみのある狐色の綿地には
伝統的なビーマなどの絣柄が心を込めて織り上げられました。
優雅に、優しさに包み込まれたかのような、繊細で上品な仕上がり。
木綿独得の柔らかな質感…
どうぞ、この機会に琉球の色を纏う喜びをご堪能いただければ幸いでございます。
【 商品の状態 】
巻き終わりにわずかにヤケがございますが、お仕立てで目立たなくできる程度かと存じます。
お手元で現品をご確認くださいませ。
【 琉球美絣について 】
真栄城興茂氏の父である故・真栄城興盛氏によって始められました。
その後、母親である喜久江氏が後を継ぎ、お亡くなりになってからは
興茂氏が美絣工房を継がれております。
琉球美絣は、白い糸をまず濃紺になるまで染める、いわゆる先染をしています。
染料は沖縄独特の琉球藍で、これを発酵させた「泥藍」を用いております。
染め上げた糸は、締機か手括りで絣を作り、脱色し手織りで織上げます。
木綿は約8回、絹は約10回脱色を繰り返し、
丹精込めて創り上げた絣糸を使用し織り上げられます。
<真栄城興茂(日本工芸会正会員)略歴>
1955年 沖縄県那覇市生まれ
1978年 家業の染織業に従事、母・喜久江に指導を受ける
1987年 「美絣工房」設立
1948年 日本伝統工芸展文部大臣賞受賞
2003年 浦添市立美術館にて個展
綿100%
長さ12.4m 内巾36cm(最大裄丈68cm 肩巾袖巾34cm)
草木染:渋木・福木
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、街着など
◆あわせる帯 名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。
この商品を見た人はこんな商品も見ています