【人間国宝 故・羽田登喜男】 傑作本手描き京友禅訪問着 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 鴛鴦では無い…希少な草花柄! 今に残る国宝の美技! 身丈157.5 裄65

¥398,000
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【仕入れ担当 岡田より】

この優雅な気品…
出会うことが出来ました最高級フォーマル。
人間国宝・羽田登喜男氏の逸品を仕入れて参りました。

加賀と京の友禅を融合させ、
手書き友禅に独自の意匠を見出した氏の作品の中でも、
特に貴重とされる草花柄…
国宝級の手腕が生き生きと光る絶品に出会えました。

氏が亡くなられてる今日では、お着物としてだけでなく、
もはや美術品としての価値もあることと存じます。
たぐいまれに見る秀でた審美眼と、蒔き糊をはじめとする確かな友禅の技術と、
その表現方法…どうぞご覧くださいませ。


【お色柄】
絹本来の艶を感じる上質な絹地は、
落ち感があり、すうるりと肌を心地よく滑ります。
一度お袖を通していただけましたら、
その上質さを肌が一番に感じていただけることと存じます。

霞の地紋を施し、お色は上品な灰鼠色を基調として、ふわりと蒔き糊友禅で吹雪のように広がる幻想的な意匠を施して。
まるでしんしんと降る雪景色を眺めているかのように広がる
幻想的かつ奥行きのある表現は、先生の作品を代表する仕上がりになっております。

お柄には羽田氏独特の直線的な筆致。
そしてその中の柔らかな筆致が生きる美しい構図にて、
白梅をしっかりとしたお柄行でもって描き出しました。

繊細な色彩の移り変わりで印象的に表現された活き活きとした生命の息吹をも感じられる花々。
地風、構図、色彩。
全てが無駄なく、調和の取れた空間がそこにあらわされ、
女性の優しさ、優美さを最大限に表現したかのような筆使いは秀逸でございます。
羽田登喜男氏ならではの感性の詰まった作品。

洗練された美の中にも女性らしいエレガントな着姿を演出します。
まさに京と加賀のそれぞれの美を融合させた作品として、
その匠の技を堪能していただけることと思います。

飽きの来ない独特の存在感と深い趣は、一目でその違いがお解り頂けることでしょう。
気品、存在感、奥行きの深み…
ダイアナ妃へ贈呈された振袖や、
祇園祭の蟷螂山のタペストリーを創作するというという、
この上ない名誉を授かる、人間国宝にまでのぼりつめた作家の渾身の出来栄え。

これほどまでに表現できるのは、やはり、
羽田登喜男氏しか成し得ない技ではないでしょうか。

末永くご覧いただき、その喜びを心にお袖を通していただけますように…
こう願いつつ、お届けいたします。


【商品の状態】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが良好です!
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
僅かに締め跡、たたみジワがある程度でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。



【 羽田登喜男(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年・享年 】
1911年(明治44年) 1月14日生。
1988年(昭和63年) 重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。
2008年(平成20年) 2月10日没。肺炎のため死去、97歳

金沢で加賀友禅の下絵、糊置き、色挿し等一連の作業の
基礎を習得、京都に移った後には京友禅のみならず、
美術工芸品の鑑賞など文化に触れることの重要性を学んだ。
一般的に京友禅は工程が分業されているが、
羽田はすべての工程を自身で行う制作態度をとり
京友禅の世界に、加賀友禅を融合させた独自の
境地を開く。

京都の庭園や自然を愛し、花鳥風月に材を求め
完成された図案のうち、『鴛鴦』は代名詞的なお柄。
京都府民を代表してダイアナ妃に送られた振袖、
祇園祭蟷螂山の懸装品は有名。

【 経歴 】
1911年 石川県金沢市に造園師・羽田栄太郎の三男として生まれる
1925年 隣家の南野耕月に加賀友禅を学ぶ
1931年 京都にて同郷の曲子光峰(まげしこうほう)に京友禅を学ぶ
    以降、羽田は生涯にわたり京都で制作を行う
1943年 政府認定の京都友禅技術保存資格者となり、戦中も作品を制作
1955年 第2回日本伝統工芸展において訪問着「孔雀」が初入選
1957年 社団法人日本工芸会正会員
1962年 日本工芸会理事に就任
1971年 日本伝統工芸展審査員に就任
1976年 第23回日本伝統工芸展で「白夜」が東京都教育委員会賞を受賞。
    藍綬褒章受章。
1978年 京都府美術工芸功労者表彰を受ける
1979年 紺綬褒章受章
1982年 勲四等瑞宝章を受章
    祇園祭蟷螂山の前掛「瑞祥鶴浴之図」を制作
1984年 祇園祭蟷螂山の胴掛2面「瑞光孔雀之図」
   「瑞苑浮遊之図」を制作
1986年 京都府より英国王室ダイアナ皇太子妃に贈られた振袖
   「瑞祥鶴浴文様」を制作
1988年 友禅の重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受ける
    社団法人日本工芸会参与
1990年 京都府文化功労賞特別賞受賞、京都市文化功労者表彰を受ける
1991年 祇園祭蟷螂山見送り「瑞苑飛翔之図」を制作
1992年~「友禅 人間国宝 羽田登喜男」展を石川県立美術館
    京都市美術館にて開催
1996年 フランスのリヨン染織美術館にて「羽田家のキモノ」展開催
1999年 祇園祭蟷螂山水引「吉祥橘蟷螂図」を制作、献納
2004年 祇園祭蟷螂山後掛「瑞兆遊泳之図」を献納し全懸装品を制作
    完納※制作には後継者である息子羽田登も携わり、
    その技術伝承に努める。
2007年10月10日 高齢のため制作活動を終了。


【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品

京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。

「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。

明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。

量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。

素材・サイズ・TPO

- 素材

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
ガード加工済み、衿裏のホック、引き紐無し

- サイズ

身丈(背より)157.5cm (適応身長162.5cm~152.5cm)
(4尺1寸6分)
裄丈65cm(1尺7寸2分)
袖巾33cm(0尺8寸7分)
袖丈49cm(1尺2寸9分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、お付き添い、音楽鑑賞、観劇など

◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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