商品番号:1515388
(税込)
【 バイヤー&パーソナルカラー診断士 更屋より 】
――日頃より京都きもの市場をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
日々の感謝を込めまして、バイヤー&パーソナルカラー診断士の更屋がお得な秋の着物・帯のセットをご用意いたしました!
皆様にキンモクセイの香りに四季の移ろいを感じていただきたく、こだわりの良きものをコーディネートいたしました。
どうぞ、ごゆっくりとご覧くださいませ。――
世界各国の染織を研究され、ご自身の製作の感性に取り込み、
独特の作風の創作品を世に発表されている染色作家、
長谷川忠義氏の柿渋染の紬地小紋と日本の三大紬、大島・結城・牛首。
そのなかでも、年間生産量が一番少ないものが牛首紬の全通袋帯を
合わせてご紹介いたします。
雨上がりの雑木林に、湿った落ち葉の香りが漂う…
秋の落葉をイメージしてコーディネートいたしました。
素材と染めの豊かな味わいを
和姿でご堪能いただきたく思います。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
≪着物≫
節のある経緯糸がきちんと緻密に織り込まれた、
ハリ感ある紋織紬地に味わいの意匠を染め上げて…
地色は伝統の柿渋染によるもの。
柿渋染とは、雪解けを待って、三年間寝かせた柿渋に原糸を数日間浸した後、
良くさばき、天日で干します。最初は淡いお色ですが、数日間風通しをすると
独特の琥珀色に変化してゆきます。
柿渋染で濃いお色を得るためには、先ほどの過程を何回も繰り返し、
丁寧に染めることによってやっと奥深いお色が表現できる、
大変手間のかかる技法です。
この一手間かけた染が柿渋染の特徴である、
こっくりとして深い味わいを生みだしております。
奥深く、粋な洒落みを感じさせる枇杷茶色の紬地に
統一された色彩で、大きな十字絣のお柄が
大胆に染め上げられております。
厳選された素材、伝統に重んじる染め技法、そして卓抜されたデザイン性。
大人の贅沢なカジュアルにふさわしい秀作のお届けです。
≪帯≫
シャッシャッという心地よい絹鳴りのする紬地は、
さらりとした肌さわりの上品な表情。
情緒豊かに染め出された独創的な世界…
味わい深い彩りで描かれた唯一無二の表情。
お柄には流水と微かに煌めく桐金の意匠が浮かび上がり
ぽつぽつと施された絞り…
素材の素晴らしさと染めの美しさ、両方を味わっていただける逸品です。
希少な創作力の高い作品と存じます。
同じ帯姿に会われることもまず、ないかと思います。
ぜひこの機会に、ご検討くださいませ!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 長谷川忠義について 】
1938年 京都に生まれる。
東京武蔵野美術大学中退
染色家として独自の色彩と技法を完成させ、全日本染織美術展にて
毎日新聞社賞、京都府主催工芸美術展をはじめ、さまざまな賞を受ける。
その後、各団体・組織展等 出展せずに、各地で個展発表。
インドネシア バリ島、中国、東南アジア、ギリシャ、スペイン他各地にて、
染織の研修を重ねる。
1978年 ホテルフジタ京都にて、個展開催。
1985年 染と綴で表現した「描織綴」を発表。(京都KBSホール)
1986年 身丈12メートルの世界一ジャンボ着物を神戸市の催しの
モニュメントとして製作、終了後、神戸市へ寄贈。
1992年 染と綴で表現した「画絲綴」を新たに発表。
1989年より毎年、東京及び札幌他にて、着物、帯、染絵額、屏風、
タペストリーや陶器等による「さくら」だけの個展を開催。
【 白山工房について 】
石川県牛首紬生産振興協同組合所属
石川県白山市にある国指定伝統的工芸品
牛首紬の織元。
白山工房の牛首紬地は「角印」がつけられている。
工房では糸づくりから機織りまでの作業工程の
見学や機織り体験も可能である。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白石市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
【着物】
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※カラー胴裏(蜜柑茶色)仕立て、衿裏は引き紐仕立てです。
パールトーン加工済
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.2m
耳の縫製:袋縫い
全通柄
身丈(背より) | 155cm (適応身長160cm~150cm) (4尺0寸9分) |
---|---|
裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 50.5cm(1尺3寸3分) |
前巾 | 23cm(6寸1分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、気軽なお食事、街歩きなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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