商品番号:1514263
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
職人さんの高齢化や後継者不足により希少になってゆく伝統織物。
それでも産地では…
少数ながらも、新しい織り手、染め人さんへと代替わりし、
新しい感性によるものづくりがされております。
抑えた彩りが現代に溶け込むひと品。
てぃ花工房、上原初子氏による首里花織九寸帯をご紹介致します。
織手さんが本当に美しいと思うその心のままに…
どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
素材の質感豊かでありながらも、さらりとした手触りの帯地。
抑えた鉛色に白鼠色の帯地に、装飾的な花織の意匠が浮かび上がり、
凹凸によって生まれる陰影が、奥行きを感じさせる仕上がりとなっております。
数ある花織の中でも、最も優美かつ洗練されているのが首里花織。
伝統的で骨太な読谷山に、進取の気性に富んだ南風原、彩りの美しさや織りの細かさを特長とする与那国…
それぞれにそれぞれの良さがございますが、実際的なご着用を考えてのお品でしたらやはり現代に通じるハイセンスをもった首里花織が一番です。
海を渡り伝来した世界の文化が、琉球特有の美意識や風土と溶け合い、日本の新しい伝統として実を結ぶ…
壮大な歴史を背景に感じさせてくれる美しき織物です。
心より、おすすめいたします。
大切にしていただける方にとの願いを込めて。
どうぞよろしくお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.65m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、お稽古、趣味のお集まり、お食事など
◆合わせるお着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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