商品番号:1513693
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
工芸着物、帯のファンでしたらご存知、
「南部しぼり・紫根染・茜染」で有名な岩手盛岡の
【 草紫堂 】より、古くより親しまれてきた植物染料の
茜を用いた茜染の、手絞りにてお柄をあしらった
九寸名古屋帯のご紹介です。
流行り廃りなきトラッドなデザインに、
時が経つにつれて味わいを増す草木染料の表情を
末永くお楽しみ頂けるお品。
草紫堂のお品はそうそう出回りません。
お探しの方に心よりおすすめいたします。
【 お色柄 】
薄手に織り上げられた綿の帯地に、茜染めで得られた
紅葉色の絞りによる四釜の青海波が一面にあしらわれております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 南部しぼり・紫根染・茜染 草紫堂について 】
1933年(昭和8年)年創業
紫根、茜を用いた草木染手絞りによる
着物、帯を制作してる。
大正期に紫根染を復興させるため県の主唱により
開始された紫根染の研究に携わった初代が独立後、
いままでの素朴な図柄(大枡、小枡、立涌)に加え、
数多くの新しいデザインを生み出し、現在の絞り染の
基礎を築き上げた。
現在は染料となる根の入手が以前より難しくなったこと等から、
風合、特徴、堅牢度を失わないよう、工夫された化学的方法も
取り入れ、更に高度な絞り技法の開発と、その技術者の養成に
力を注ぎ、「南部しぼり」として内外に高い評価を得ている。
南部紫根染、南部しぼり、草紫堂は登録商標である。
【 茜染について 】
茜染は読んで字のごとく、アカネという
植物の根を使って染める草木染を指す。
茜はアカネ科のつる性の多年生植物であり、
中国や朝鮮半島、日本などのアジア圏に多く
生息する植物で、古くから薬草として用いられており、
浄血や保温、体の活性化といった効果が期待されてきた。
茜染にはその根から採取される赤い染料が用いられる。
茜の根に含まれる紅色色素前駆体のアリザリンを酸化、
ノメタン型のブラジレインに変化させ、赤色を得る。
より酸化が進むほど赤が濃くなり、日光の下で
染色をするとより濃く染まる。
国内の茜染の発祥の地として知られるのが
岩手県で、その昔自生のアカネが豊富だったことから、
1300年前の奈良時代からその根を使って染める茜染の
技法が伝承されてきた。
綿100%
長さ約3.54m(やや短尺・お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
※絞り染の性質上、色の濃淡、絞りの目が不均一な箇所がございます。
風合いであって難ではございません。その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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