【 仕入れ担当 田渕より 】
豊かな風土が育んだ、やわらかな表情…
素朴な風合いが魅力的な、
『読谷山花織(ゆんたんざはなうい)』の
証紙もきっちりと残った、希少な手織着物をご紹介いたします。
南国の織物を愛するファンの方へ…
お目にとまりましたらどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
ふわりとしたぬくもりを感じさせる紬地は、お袖を通せば軽くやわらかに…
灰色の地に手織りならではのフシ感豊かさがクセになるような風合い。
そこに南国の鮮やかな花々と丁寧な絣意匠が織りなされ…
花織りらしく長寿の願いを込めて一面にカジマヤー(風車)の意匠を添え
見つめるほどに吸い込まれるような魅力を湛えてございます。
ごくごくシンプルな連続紋ですがそこには繊細な絣の表現と
花織ならではの立体感が相まって、生まれる洗練された面持ちが…
琉球の織物や花織ファンに心よりおすすめいたします!
生涯ずっとお召しいただけるお色づかい、
飽きのこない、普遍の美しさを感じ取っていただけることでしょう。
琉球の織物を、どうぞ大切にお召し下さいませ!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:柴色
※ガード加工済み
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
---|---|
裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 50cm(1尺3寸2分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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