商品番号:1509333
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【 仕入れ担当 田渕より 】
澄みきったその空気感。
ひと色抑えた色使いにて表現された意匠が美しい、
琉球紅型九寸帯のご紹介です。
恵まれた豊かな自然と育まれてきた伝統がそこにございます。
この機会にお手元でご堪能頂けますと幸いでございます。
どうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
さらりとしなやかな絹布は、大小の水玉の地紋をほのかに浮かべて。
白色を基調として、藍の濃淡の彩りでブーゲンビリアに胡蝶が蝶が描かれました。
印象的な紅型の力強さ。
意匠が醸し出す味わい深さは、流石世界の女性着の中で、
もっとも美しいものと評されるにふさわしい仕上がりと言えるでしょう。
南国の太陽と海に培われた、美しい感性によって生み出されたお品です。
印象的な帯姿を演出する一品として…
お手元で末永くご愛用して頂けば幸いです。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 琉球紅型について 】
琉球―
それは、太陽と海の邦。
その琉球に花開いた独特の美しい染め色を用いた染色技術、それが『紅型』です。
その昔、身分の高い者だけに着用を許され
一般的には禁断の布であった紅型。
絵師が図案を描き、彫り師が型紙を彫り、それを
紅型三宗家と言われる染め師が完成させるという形態で
匠の技が守られてまいりました。
その染織技術は、丁寧にひとつひとつ細かな型を彫り、
白生地に糊置きをし、顔料を用いて色を挿していくもの。
そのあとに、筆で色を挿して、刷毛でこすって
ぼかし染めのように水で糊を洗い流します。
各工程に何人もの職人さんが携わり、
力を注いで丹精込めて仕上げられます。
顔料には朱、石黄、洋紅、藍蝋、群青、胡粉、墨などで、
無機顔料や有機顔料があり、染料には琉球藍、フクギ、蘇芳、
ウコン、楊梅、綿腑脂などの植物染料が用いられて参りました。
顔料や蘇芳、綿踊脂は、沖縄に産するもではなく、
王朝時代の海外交易によって入手していたものです。
現在は、顔料、染料は合成樹脂顔料や合成染料も使用されています。
廃藩置県によって王朝の庇護はなくなり、戦争によって多くの型紙や
道具が失われ、一度は消え去りかけた技。その技が今ありきは…
その日の生活さえままならぬ状態の中で、辛苦を乗り越え、創作を
続けた職人の情熱によるものでございます。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.9m
六通柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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