商品番号:1507279
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
ご存知、西陣の誇る名門機屋【桝屋高尾】。
<ねん金綴れ>帯でも大変有名な名機から、
今回は大変に稀少な「御召」のご紹介です!
生地端に確かに織り込まれた「弘」マーク…
その確かな織によって生み出された、
逸品御召をどうぞお見逃し無く!
大変シンプルでいて、非常に手の込んだ一枚。
お召しになられる方や合わせられる帯だけでなく、
光の加減で本当に表情が変わりますので、着用される場所によっても、
どんどん表情を変えてくれることでしょう。
お出かけ用のお洒落着物としてはもちろん、
セミフォーマルなホテルでのお食事やレセプション、
洋装の方の多いパーティーシーンにも重宝するお着物として、
大変オススメの一枚でございます!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
【 お色柄 】
「あけぼの繭」を用い、フワリとしなやかな風合いの絹地
ねん金糸を使って織り上げられた、
少しくすんだ桃色の地に金色で入った横段暈しのお柄。
シンプルだからこそ、いっそう際立つ味わい深い面持ちは、
お洒落にこだわる方にはたまらない一品かと存じます。
真綿の糸を様々な色に染め、その色糸に箔を巻きつけたねん金糸。
糸の太さに差異の出る手引きの糸を使うことによって、
細いところには隙間なく箔が巻きつけられ、
太い部分は箔が巻ききれなかった部分の色が表れます。
繊細に輝く箔の煌めきと質は柔さを持つ絹真綿の優しさの
両方の素材を持った糸。その糸により織られた作品は、
複雑な色合いを持ち、また光によってよりいっそうその色彩は輝きを放ちます。
中古品ならではのお値打ち価格
ぜひ、この機会をお見逃しなく。
■高尾弘プロフィール
1935年 京都西陣に生まれる
1960年『株式会社 桝屋高尾』設立
1978年 徳川美術館よりねん金の復元を依頼される
1979年 メキシコ現地視察
1982年 タイ現地視察
1983年 メキシコ、東南アジア諸国、中国シルクロード、ヨーロッパ等視察
1984年 徳川美術館のねん金裂を基礎に彩ねん金を研究開発、ねん金綴錦を考案
1985年 『銀花』(第63号)誌に於いてねん金裂について対談
トルコ視察
1986年 『季刊きもの』(春号)誌に於いてねん金裂のルーツ対談
人間国宝 茂山千作翁、ねん金綴錦衣装を着用し京都観世会館に出演
1989年 第2回トルコ視察
1991年 第2回インド視察
1996年 皇后陛下美智子様ご着用服地を製作。
1998年 英国スコットランド取材
1997年 エジプト、ペルー、チリ視察
2000年 銀座美術館画廊 個展「五大染織文明を創る」を開催
【 桝屋高尾について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.277
1960年(昭和35年)創業
徳川美術館の裂を復元した後、研究考案された
『ねん金綴錦』と、芯糸に色糸を使った『彩ねん金』は、
東洋の繊細な金糸の美しさと西洋の金属の豪華さの
両方の特色を併せ持った織物として内外から高く
評価され、桝屋高尾の代名詞ともいえる作品である。
【 沿革 】
1935年 高尾弘(ひろむ)京都・西陣に生まれる。
16才で父・髙尾源之助を亡くしてからは伯父である
髙尾菊次郎に師事、西陣織の伝統の中でその技術と
感性をひたすらに磨き、1960年に株式会社桝屋髙尾を
設立した。
タレ先には高尾弘の『弘』が織り込まれている。
※2016年3月に高尾朱子による新作発表会が
京都にて行われ、この会以降タレ先に従来の
「弘」ではなく「桝源」と織り込まれている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※ガード加工済のタグが縫い付けられております。
身丈(背より) | 159.5cm (適応身長164.5cm~154.5cm) (4尺2寸1分) |
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裄丈 | 70cm(1尺8寸5分) |
袖巾 | 35.5cm(0尺9寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35.5cm(9寸4分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 6月、9月の単衣の時期,5月下旬~6月の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません。
◆着用シーン ちょっとしたパーティー、芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる帯 袋帯、洒落袋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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