商品番号:1507085
(税込)
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【 仕入れ担当 岡田より 】
麻台に、綿糸にて伝統的なお柄を刺した
【 津軽こぎん刺し 】による九寸名古屋帯のご紹介です。
「こぎん」は「津軽こぎん刺し」や「刺しこぎん」
などとも呼ばれ、江戸時代に津軽地方の農村から始まった
伝統的な手刺繍の技法。
現代では多彩な色の糸や布でデザインした
小物雑貨をお見かけいたしますが、逆に帯やお着物は
めったにお見かけしなくなりました。
特に津軽こぎん刺しの制作数は少なく、
きもの市場でも中々ご紹介が叶わない工芸品でございます。
麻素材ではございますが、夏物ではなくご着用の季節としては
9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期に。
深い彩りの麻地にすっと引き立つ、津軽こぎんならではの
白の綿糸の美しさを帯姿でご堪能いただけることでしょう。
【 お色柄 】
厚手でしっかりと織りだされた、濃い濃紺の麻地に、
装飾的な菱状のモドコを三釜並べた菱襷に横方向の
ラインがお太鼓柄にて表現されております。
【 津軽こぎん刺しについて 】
弘前に伝わる刺し子の技法の一つ。
津軽地方では野良着の事をこぎん(小布、小巾とも)と
呼んだためこの名前がついた。
一般に青い麻布に白い木綿糸で刺す。
縦の織り目に対して一・三・五・七と奇数目を
数えて刺す技法。
(偶数の目で刺すものは青森県南部の菱刺しである)
こぎん刺しの基礎模様は「モドコ」と呼ばれ、
かちゃらず、豆こ、花こ、石畳、ふくべ(ひょうたん)、
てこな(蝶々)など現在40種類ほど存在し、これらを
組み合わせることでより大きく美しい幾何学模様が生み出される。
東こぎん…岩木川を境に城のあった弘前市から東側の
黒石市、平川市、弘前市石川地区などでつくられた。
太めの粗い麻糸で織った布に刺したものが多く、
前身頃から後ろ身頃にかけて同じ模様を施したものが多い。
西こぎん…岩木川をはさんで弘前市の西側の西目屋村、
弘前市岩木地区、弘前市相馬地区などの里山エリアで
つくられた。苧麻(からむし)の細い糸で織った布に
刺されたため、模様が大変緻密。
肩の部分には黒糸と白糸で交互に刺した縞があることから
「縞こぎん」とも呼ばれている。
三縞こぎん…岩木川の下流にあたる旧金木町
(現五所川原市)を中心に旧車力村・木造町
(現つがる市)でつくられたもの。
鮮やかな太い三つの縞模様が特徴。
現存するものは非常に少なく、大変貴重である。
【 刺し子について 】
手芸の一分野で、布地に糸で幾何学模様等の
図柄を刺繡して縫いこむ技法。
保温、補強等のため麻布や木綿布などを元の布地に
木綿糸で部分的にかがったり、繕ったりして
補強したものが始まりとされている。
有名な刺し子技法には津軽の『こぎん刺し』、
南部の『菱刺し』、庄内の『庄内刺し子』があり、
これらを日本三大刺し子という。
麻100%※綿糸のぞく
長さ約3.6m~3.7m(お仕立て上がり時)
未仕立ての状態の生地巾が約1尺0寸2分(38.5cm)、
お柄付箇所は9寸1分(34.4cm)程度となっており、
通常の九寸名古屋帯より巾の広いお品となっております。
柄付け:お太鼓柄
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,100円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,100円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,200円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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