商品番号:1506025
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
証紙などございませんが
過去の取り扱いから
西陣とみやの藕糸(ぐうし)を使用して織り上げられた
お品とわかります
目利きの方はぜひお値打ちにどうぞ!
【商品の状態】
リサイクル仕立てがり品として
仕入れましたが
締め跡もほとんど見受けられない美品です
【 お色柄 】
帯地の地風は薄手でしなやか。
アイボリーベージュの濃淡と黒色を基調にまだらに彩りが混じり合って…
そのこだわりの地には、
大小の陶片取に
まるで染め描き上げたようなタッチで
梅や竹 松をモチーフにした図柄が
情趣たっぷりに織りちりばめられました
お太鼓はふっくらとした藕糸(ぐうし)を用い、
小粋にさりげない洒落た雰囲気を演出します。
帯自体の軽やかな地風はシワになりにくく、そして結びやすく。
見た目のこだわりだけではなく、
しっかりと品質の高さでも満足させてくれる、
さすがは西陣とみや織物と、ご納得いただけるお品です。
【 藕糸について 】
藕糸(ぐうし)とは…
蓮の茎からとった繊維でできた糸のこと。
その制作方法は極めて手間暇のかかるもので、
まず5本程束ねた蓮の茎を輪切りにします。
するとネバっと糸を引く繊維が出てきます。(納豆の糸のようなもの)
そのネバネバの繊維を手で台にころころと転がし続けるうちに、
だんだんとまとまりが出てきて…
そうやってできたものがやっと一本の糸となります。
なんという労力と時間…
少し考えただけでもかなりの時間がかかることが容易に想像できます。
極楽浄土の花として仏教の世界では特別な意味を持つ蓮の花。
その蓮から作ることに意味があるのでしょう。
締める際にもすっと背筋が伸びるような気がいたします。
【 とみや織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.308
1956年(昭和31年)設立
創業者 冨家伊兵衛
明治初年頃に冨家伊兵衛により
西陣の織物商として創業。
後、織元に転業したが太平洋戦争で一時休機。
戦後すぐに「冨家機業店(とみいえきぎょうてん)」
の屋号で事業を再開、1956年(昭和31年)に
「とみや織物株式会社」を設立。
京都市オスカー賞を受賞した技術の高さで、
米・露大統領、モナコ皇太子、国会議員など国内外の
著名人の肖像織物をはじめ、寺社仏閣への奉納用織物、
映画の衣装、駅伝やマラソンのゴールテープなど、
幅広い分野で評価を得ている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(指定外繊維除く)
長さ約4.58m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お食事、お出かけ、観劇、芸術鑑賞、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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