【 仕入れ担当 田渕より 】
京の名門『樽本伊勢蔵』の元で腕を磨いた、
伝統工芸士・一級技能士である長居賢珠氏。
氏による摺友禅を施した単衣紬のご紹介です。
上質の一枚を、どうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
随所に浮かべた節が味わい深い、枯野色の紬地。
朧気な立涌の地紋を織りなしたその地に、
花唐草模様が描き出されました。
穏やかな色使いと地紋のもたらす独特の風合いは、
一味も二味も違った趣を演出してくれることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 長居賢珠(ながいけんしゅ)について 】
昭和42年 摺り友禅(型染)の名門、藤匠藤工入社
25年間あらゆる技法・技術を習得
平成4年 退社後、樽本伊勢蔵(樽匠)入門
樽本の工場長として9年間配色・技法などをまかされる
数々の入賞作品多数共作
平成14年 独立し『銀黎舎』設立、現在に至る
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昭和54年 職業訓練指導員免許取得(第189号)
昭和56年 労働大臣(認定)一級染色技能士の称号を受く
平成12年 通産産業大臣認定京友禅伝統的工芸士の称号を受く
【 摺り友禅について 】
平安末期に始まったと伝えられる京友禅最古の技法、本摺り友禅。
先が平らになったヘラや、
鹿の胸の毛を用いた刷毛を何本も用いて創作されます。
型を置いてヘラで染料をのばし、刷毛で刷り込む。
また別の型を置いてヘラで染料をのばし、刷毛で刷り込む。
延々と続くこの繰り返し。
その型紙はお色の数だけ彫り上げられ、
もちろんのこと型紙が多いほどそのコストはどんどん上がってゆきます。
時には1ヶ所に7、8枚もの型紙を使うこともあるそうです。
お色の濃さや絶妙なぼかし具合は、
何度も重ねて摺り込んで行くことによって生み出され、
その技術は、まさに京の匠の伝統技と呼べるもの。
スクリーンの平らな質感とは全く異なる、
染め色が語りかけてくるような、情感あふれる表情をひと目でご実感いただけることでしょう。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当無し、背伏せ付き
身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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