商品番号:1504771
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
年々過度な減少傾向にある、良き本場奄美大島紬。
泥染の色彩と、繊細な絣くくりから生まれる純白の絣とのコントラスト…
既に定番の大島をお持ちの方におすすめしたい夏の逸品。
証紙もきっちり揃ったひと品をご紹介致します。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
泥染特有の深い黒。
さらりと肌を伝う、透け感ある夏大島地。
意匠には阿伝西郷文様を一面に織りなしました。
西郷隆盛の名前を冠した西郷柄の一つで、
奄美大島の英雄として今もその名が残されております。
いついつまでも飽きの来ない表情と、文字では表現しきれないその奥行き感。
是非お手元でご実感いただきたく思います。
日本の染織の歴史が忍ばれるような素晴らしい出来栄えの作品を、
どうぞ末永く大切にご愛用くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 愛加那について 】
愛加那とは、奄美大島の竜郷村に生まれ、西郷隆盛の妻となった人物の名です。
その愛加那はとても機織りが上手で自ら家族の着物を織り、
特に小中柄と縞柄を愛用していたとのこと。
その色柄を様々な資料を参考として復元したのが「愛加那絣」です。
愛加那(1837~1902年)
本名、龍愛子。
奄美大島の竜卿村に生まれた愛加奈は23才の時に
西郷隆盛と結婚し島妻(アンゴ)として三年二ヶ月の間、島で暮らし、
一男・一女をもうけ六十五才でこの世を去りました。
愛加奈自身も毎日機に座り、いつかはくるべき別離の日を思いながら
ひたすらに紬を織り続けたと言われております。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き
身丈(背より) | 153.5cm (適応身長158.5cm~148.5cm) (4尺0寸5分) |
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裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 28.5cm(7寸5分) |
後巾 | 32.5cm(8寸6分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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