【 仕入れ担当 田渕より 】
作品自体がそうそうお見かけになれるお品ではございません…
日本工芸会正会員、絵絞庵主催である
福村廣利氏による特選塩瀬九寸帯を仕入れて参りました。
未仕立てでしたらかなり高額で取引されております…
残念ながら2023年に永眠され
その遺志は実子である健氏に受け継がれております。
もう新たに制作はございませんので
是非この貴重な機会をお見逃しなさいませんようご検討くださいませ。
【 お色柄 】
水分を含んだようなするりと滑らかな塩瀬地。
お色はシックな黒色で、その地に浮かぶ優雅な意匠。
ふうわりとした彩りの絞りとカチン染にて
水辺の沢瀉や露芝に辻ヶ花が描かれました。
詩情豊かに染め描かれた美しいまるで絵画のような存在感。
カチン染めのラインが絞りと相まって、
麗しい女性の、風雅な品格の世界をお楽しみいただけます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【福村廣利について】
かの『辻ヶ花の建亮』と呼ばれた故・小倉建亮氏に
一番弟子として師事、10年後に独立。
現在はご子息の健氏とともに、京都・洛北の
比叡山を望む場所にある工房「絵絞庵(えしぼりあん)」にて、
辻が花の技術をいかした絞り染めの着物・帯・小物などを
創作されております。
1943年 京都市生まれ
1963年 故・小倉建亮氏(日本工芸会正会員)に師事
1973年 独立
1980年 京都府工芸美術展大賞受賞(府買上)
1995年 日本工芸会正会員
2000年 日本伝統工芸近畿展滋賀県教育委員会賞
2001年 ドイツマンハイムにて「日本の絞り」展出品
2004年 アートボックス社『現代日本の衣匠』掲載
2005年 日本伝統工芸近畿展松下幸之助記念賞
セイコきもの文化財団「絞りのきもの」展出品
2009・2013年京都工芸美術作家協会奨励賞
日本キモノ新人展入賞、京都技術コンクール展入賞
日本伝統工芸近畿展、日本伝統工芸染織展、日本伝統工芸展等入選多数
絹100%
長さ約3.8m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集り、お稽古など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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