【 仕入れ担当 岡田より 】
大島の名門【 窪田織物 】による、
9マルキカタス式有色総絣の本場大島紬のご紹介です。
大島でもこのクラスの絣となりますと
まるで染め描き出したかのような、細密な手仕事に
見応えのある構図で、細かい仕事ぶりの大島を
お探しの方におすすめのお品。
カジュアルシーンに個性的かつ、こだわりを
感じさせる装いをお楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
泥大島ならではの落ち着いた黒褐色地に、
彩り豊かな9マルキの総絣にて、梯梧やダチュラ、
親王椰子などの奄美に自生する植物のお柄が
一面に織り描き出されております。
大島独特の滑らかな手触りとシワになりにくい性質、
着れば着るほど着心地がよくなる素晴らしい風合いを楽しみながら、
母から娘へと末永く大切にお召しいただきたいお品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
洗われて保存されていたのでしょう、
仕付け糸もついたままの美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
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窪田織物について
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創業1970年(昭和55年)
日本人の歩んできた和の文化「着物」を基本として
鹿児島県の伝統の美を追求しながら、洋の文化との
コラボレーションを計り大島紬を織り続けている織元。
2008年には大島紬独特の単位で「24算(よみ)15マルキ」と
表現される製品の製造方法で特許を取得。
2011年には「32算18マルキ」という驚異の製品を開発した。
商標登録されている「屋久杉染」は、屋久杉のチップを
染料に混ぜ、光沢のある独特な色彩を表現。
その他「優粋」「紫いも染」「芭蕉布染」「さねん染」など
多くの商標登録を取得。
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マルキについて
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マルキとは大島紬に於いて、
経糸1240本に対しての絣糸の本数の単位。
(※1マルキは絣糸80本)
5マルキ…経糸の絣糸 464本
7マルキ…経糸の絣糸 576本
9マルキ…経糸の絣糸 768本
単純にマルキ数が多いほど、経糸の中の絣糸の本数が
多くなる=柄が細かくなる。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈151cm(適応身長146cm~156cm) (3尺 9寸 9分)
裄丈64cm (1尺 6寸 9分) 袖巾32cm (8寸 4分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 1分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30cm (7寸 9分)
◆八掛の色:濃舛花色・ぼかし
【 付属証紙 】
通産大臣指定伝統的工芸品(現:経済大臣指定伝統的工芸品)・本場大島紬
本場大島紬織物協同組合の商標
古代染色純泥染の証紙
製織:窪田織物
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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