商品番号:1556789
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
夏の陽ざしが柔らかく傾く頃…
ふと風に揺れる草花に目を奪われるような、
そんな静けさと奥行きを帯びた一条。
目にも涼やかな紗に、やさしく滲むぼかしと楚々とした植物文が織りなす情景は、
まるで一幅の水墨画のよう。
凛とした清涼感と、
心を落ち着かせる穏やかさを兼ね備えた夏ならではの上質な趣が漂います。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
透き通るような藍鼠色の紗地。
その地には淡い霞のような暈しに萩と秋草が伸びやかに描かれています。
繊細ながらも確かな存在感を放つ意匠は、和の美を知る大人の感性にそっと寄り添います。
季節の花を静かに咲かせるようなこの帯は、
控えめながらも心に深く残る表情。
知性と涼感をまとった佇まいを叶えてくれることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約4.45m
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせるお着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。