商品番号:1548352
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
織のお着物ファンにおすすめの希少な夏紬、
【 夏黄八 】のご紹介です。
本場黄八丈と同じ方法にて草木染で染め上げられた
糸を用い、夏の繊細な織物に強い越後・小千谷にて
織り上げられる夏黄八。
流行り廃りもなく、ご年齢を問わずで御召いただけ、
夏のカジュアルシーンに重宝していただける事でしょう。
【 お色柄 】
空蝉のようなおだやかな透け感のある
椎の樹皮をベースにしたやや黄色みの濃煤竹色地に
くすんだ濃黄朽葉、唐茶色の間道縞が織りだされております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 夏黄八について 】
本場黄八丈に使われる草木染の染色技術と、
夏の薄物を得意とする小千谷の織布技術が
融合してできた織物。
細い強撚糸を粗い密度で織り上げることで
透け感を出す。
比較的新しい織物で、両産地の特色を併せ持つ。
糸染めは八丈島で唯一の染元である西條吉広の元で
黄八丈と同様の染め工程を経て染められ、小千谷に輸送、
自動織機で製織される。
自動織機による均一な感覚で緯糸を打ち込むことで
織ムラが発生しないという利点がある。
また非常に細い糸が2本組み合わさってできた双糸を
使用することで、同じ太さの糸より肌触りに優れ、
さらに糸の強度が飛躍的に強まる。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
表裏:絹100% ※衿裏:絽地 縫製:手縫い
※居敷当(精華地)付き
※ガード加工済のタグが縫い付けられております。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
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裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71.5cm(1尺8寸9分) 袖巾37cm(9寸8分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの夏の名古屋帯、上布、自然布の帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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