商品番号:1547328
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
ここまで重口(おもくち:加工やお柄が多い)の
染加工のお品は中々お見かけいたしません!
しっかりと厚みのある縞大島地に
臈纈染にて味わい深いお柄を一面に
染めあしらった特選洒落訪問着のご紹介です。
総柄に近いデザインで、地一面のお柄と
訪問着付けの柄部分にさり気なくモダンな
唐花が重ねられており、本当に贅沢な仕上がり。
帯下にかくれる箇所にもしっかりとお柄が
染め上げられておりますので、見えない箇所にも
こだわりが感じられるお品です。
カジュアルシーンでもホテルランチや
芸術鑑賞など、ややきちんとした
着こなしの場におすすめでございます。
【 お色柄 】
さらりとした地風の、縞大島の生地としては
やや厚みのある紬地を、濃い利休茶色に染め上げ、
くすんだ色味の裂取に、臈纈染による刷毛跡のようなタッチの
短いラインに小花が一面に重ねられ、その上から地色に調和する
彩りの唐花がさり気なく染めあしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 臈纈染について 】
蝋を防染剤とした伝統的な染色技法。
溶かした蝋(ろう)を筆や「チャンチン」と呼ばれる
道具を用いて生地に模様を描き、染液に浸したあとで
蝋の部分を洗い流し、文様を表わす。
飛鳥・奈良時代に中国から伝えられた技法で
正倉院などには版木で模様を彫り蝋をつけて押して
地染した裂が残されている。
奈良時代に行なわれたものを「臈纈」(ろうけち)と呼ぶ。
日本にはインドから中国を経て伝わり、奈良時代に盛んに
行なわれたが、ろうけつの材料となる蜜蝋の輸入が途絶えたためか
平安時代以降衰退、明治時代に復興を遂げた。
【 本場縞大島について 】
本場大島紬織物協同組合の組合員によって製造され、
同組合で検査されている織物。
糸や織組織などは本場大島紬と同じであるが
自動織機によって製織される。
伝統的工芸品である「本場大島紬」のような絣を
合わせる緻密な工程とは異なり、絣合わせの必要のない
縞や格子柄が多い。
精巧な柄表現ができる本場大島紬に比べると、
平織の自動織機で織る柄には限りがあるが、その一方で
価格を抑えて豊富なカラーを製造することが可能。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
※染の特性上、色の濃淡、かすれ、若干のにじみなどございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾34cm(9寸0分) 袖丈51cm(1尺3寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアル寄りの格式のパーティー、芸術鑑賞、ホテルランチ など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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