商品番号:1543873
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
重厚感あるしっかりとした帯地、緻密な織技法。
今はなき名門、環美術織物の逸品本袋帯をご紹介します。
もう機を止められておりますので、今後上がってくることのない貴重な作品。
シックな良色を入荷しました!
存在感のある意匠美が人気の機屋による秀作でございます。
どうぞこの機会をお見逃しなく!
【色・柄】
重厚感あるなかにもしなやかに…
裏表継ぎ目のない本袋で織り上げられた黒の錦地には、
彩り豊かな箔糸をたっぷりと用いて、色鮮やかな「更紗牡丹文」が織りなされました。
力強いその表情。
大胆にして繊細な織味。
工藝品を思わせる富貴な仕上がりです。
立体的に、幻想的に、典雅に表されて、さながら絵画のような風格…
これが全て「織」によるものだとは、驚きです。
光輝く色箔糸を幾重にも織り込み…
少しの所作で浮き沈みする煌きの妙…完成された美の世界。
凛と冴える空間に豊かな彩りが輝き、
匠が綾なす、精度の高い真剣勝負の織り技術。
その美しさたるや、思わずため息がこぼれます。
どのような場面であってもこの壮麗たる意匠、色彩に注目が集まることでしょう。
振袖、華やかな訪問着などに最高の帯姿を演出いたします。
極上のコーディネートをお楽しみください。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【環(たまき)美術織物について】
以前は河合美術織物と双璧をなす名門と言われ、
その色づかいと織り味は、環美術織物特有の世界を築きあげ、
他メーカーには追随をゆるさない、独特の素晴らしい作品を
織り続けられておりました。
残念ながら、すでに廃業されております。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.2m(お仕立て上がり・短尺)
本袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 成人式、結婚式、披露宴、パーティー、初釜、観劇など
◆あわせる着物 お振袖、訪問着、付下げなど
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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