商品番号:1534999
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
古代印度木版更紗による
紬地にお柄をあしらった表情豊かな九寸名古屋帯のご紹介です。
市場にはほとんど出回らないレアなお品。
他の染色技法では決して味わうことのできない、
木版染め独特の持ち味を、小紋や織のお着物などの
カジュアルスタイルにあわせてお楽しみいただけることでしょう。
特にセンスの優れたお品を仕入れることができました!
お値打にご紹介させていただきますのでどうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
帯地には、しなやかなムガシルク地を用いました。
程良いハリを備え、染め色も美しく魅せる上質帯地です。
この生地を深い緑色を基調に染めて。
意匠には、赤色で更紗唐花のお柄を表しました。
【 木版更紗について 】
唐草、樹木、ペイズリー、人物、動物などを表す
模様染めの布地を総称して更紗と呼ぶ。
起源は古代インドを発祥とする木版更紗に始まると
言われており、青銅器時代に栄えたモヘンジョダロ、
ハラパーをはじめ古代遺跡から発見、発掘されている
染織更紗は、紀元前2000年前から1000年前後に
シルクロード等を経てオリエント、中国、エジプト、
トルコなど世界各地に伝搬。
各地でバティック、プリンテッドコットンなど様々な
名称で呼ばれるようになった。
日本には室町時代中頃、勘合船による中国との
貿易により渡来したとされる。
1598(慶長3)年には鍋島藩主の鍋島直茂が
朝鮮から日本へ連れ帰った九山道清が創始した
「鍋島更紗」が制作された。
鍋島更紗は江戸時代後期に日本の各地に広がり、
天草更紗、長崎更紗、堺更紗、京更紗、江戸更紗など
日本各地で後の世の染色技法に影響を及ぼした。
【 ムガ蚕について 】
インド東北部の州アッサムに生息する蚕で、
ホオノキ、木蓮などの葉を食べながら成長し、
黄金色の繭を紡ぐ。
アッサムの養蚕の内訳はムガ蚕65%、エリ蚕25%、
家蚕(普通の蚕)8%、タッサー蚕2%。
季節によって繭の質が異なるため商品価値のある
繭が採れるのは年のうち数ヶ月で通常の絹の0.5%
しか取れないため大変高価な糸である。
ムガ蚕の繊維の太さは4.5デニール程度。
他の絹に比べて汗や水分を吸収しにくいが、
ハリがあり、シルクの中でも特に軽く強いという
特性を持っており、古代から王衣や芸術品に用いられた。
別名「ゴールデンシルク」「シルクの宝石」とも。
ムガ蚕の繭からは生糸の他、ギッチャ糸(出殻繭から紡がれる糸)、
カティア糸(繰糸クズから紡がれる糸)なども取れる。
絹100% 長さ3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
白生地には、ムガシルク地を使用しております。
※おすすめ帯芯:突起毛綿芯 ◇全通柄
◆最適な着用時期 9月~5月(秋単衣から袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事、ショッピング、行楽などのカジュアルシーンに。
◆あわせる着物 小紋、色無地、御召、紬
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
この商品を見た人はこんな商品も見ています