商品番号:1531636
(税込)
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【仕入れ担当 吉岡より】
絞りのおきものといえば、藤娘きぬたや。
あえてご説明申し上げるまでもないことでしょう。
その不動の地位を築かれた、最高級ブランドの訪問着に
通の方ならご存知、誉田屋源兵衛による
稀に見る工芸美術袋帯を合わせて。
淡色の訪問着をシックな帯で引き締める
一片の個性を添えたセミフォーマル感覚のコーディネートのご提案です!
セットならではのお値打ち価格でお届けいたしますので
どうぞお見逃し無く!
【色・柄】
(着物)
一面にあしらわれた絞り…贅沢、本当に贅沢です。
確かにその風格をまとった、極上の逸品でございます。
地色は淡い白藤色を基調として染めて、
遠目にはやや彩りが淡く見える印象に仕上がっております。
意匠には一面に鹿の子絞りを施し、小帽子絞りや友禅を併用した
きぬたやさん独特の色使いによって「葡萄唐草」の模様が浮かび上がります。
一つ一つ丁寧に施されたふっくら優しい絞りの風合は、心おだやかに、
一目でよきものであることがおわかりいただけることでしょう。
和の伝統と心を愛する方には…
本当に丹精込めてつくられた逸品をお召しいただきたいものです。
(帯)
京都室町に270年間続く一流の老舗の創作品。
審美眼に優れた着物上級者やプロに愛好家の多い誉田屋源兵衛。
今回ご紹介のお品は純金を惜しげもなくふんだんに用いております。
高雅な帯地に冴え渡る美しき古典意匠…
軽やかな風合いの帯地ににはたっぷりと白銀糸を用い、
シックな黒を基調として、ところどころ燻したような輝きを備えて。
意匠には、六通に渡って「武田菱」の柄を織り成しました。
背景の箔地の輝きの変化と相まって
唯一無二の表情に仕上がっております。
白金糸の煌めきとサラリと軽い織の風合い。
それぞれが絶妙なまでに互いを高め合い、
典雅な面持ちの中に、女性らしさを加えるアクセントとなっております。
【商品の状態】
(着物)
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
(帯)
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 藤娘 きぬたやについて 】
1947年(昭和22年)創立
高級呉服、特に高級しぼりの自社製造を行い、
『藤娘』の商標で全国の有名呉服店、百貨店、
及び卸売問屋に販売網を持つ、しぼり製品のトップメーカー。
創作品の中には、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に
永久収蔵されているものもある。
絞り染の他に、名古屋友禅や刺繍による作品も手がける。
疋田絞りの多くは45建が多く、1尺5分(約40cm)の幅に
45粒の絞りが施されるが、きぬたやの45建は47粒が基準。
更に江戸期に存在したという本疋田60建を十数年の
歳月をかけ復元、その技術を持つ絞り職人養成にも成功。
伊藤嘉秋氏は、不可能とされた本疋田70建にも成功した。
きぬたやの本疋田絞りは、通常の本疋田が一粒あたり
8回絹糸で括るところを12回括ることによって
一粒一粒の白場が多く、中心の点が針のように
尖っている。
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
【着物】
表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
八掛の色:退紅色(ぼかし)
ガード加工済
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.3m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
身丈(背より) | 153cm (適応身長158cm~148cm) (4尺0寸4分) |
---|---|
裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 28cm(7寸4分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 30代~
◆着用シーン パーティー、ご挨拶、音楽鑑賞、観劇、お付き添い
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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