商品番号:1530951
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
生地にこだわり、意匠にこだわり、染めにこだわり尽くして仕上げられた、
野蚕糸紬九寸帯のご紹介です!
なかなかご紹介できる機会のないひと品…
その感性をじっくりとご堪能頂きたく思います。
ひとつずつ丁寧に染め上げたお品でございます。
豊かな仕上がりを、どうぞじっくりとご堪能くださいませ!
【色・柄】
サラリとタテ・ヨコに節の風合いが浮かぶ軽い野蚕糸紬地は、
凹凸も豊かに手触りにも上質を感じさせてくれます。
軽やかな風合いの生地ですので、単衣の時期にもお薦めです。
地色はシックな木枯茶色をベースに、かすかな濃淡が横段状に感じられ、
生地本来の生成り色で、一面に「蔦唐草」が浮かび上がるように染め出されました。
色数は最小限にまとめ、すっきりと現代感覚で仕上げられております。
卓抜したデザインセンスが見事に表現された、
洗練された個性ある大人のカジュアルを、こころゆくまでご堪能くださいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【タッサーシルクについて】
野蚕糸の中でも、特に光沢と風合いにすぐれた天然タッサーシルク。
吸湿性、保温性、紫外線防止性もある、まさに人に優しい素材でございます。
野蚕王国インドの中でも代表的なタサール蚕(タッサー)の絹糸は、
聖なるものの象徴として巡礼や婚礼の衣装に用いられてきました。
紡がれた糸が自然のままで金色に輝くことからゴールデンシルクと呼ばれます。
そして驚くべきはその重さ。
この面持ちからは想像できないほどの軽さ。
その軽やかなお生地に存在する空気が夏は涼しく、冬は暖かく。
こうしたタッサーシルクは、古来インドマハラジャの婚礼衣装に使用されたといいます。
日本でも希少性が高く、大変珍重されている織物です。
インド、アッサム地方でしかとれない、天然野蚕糸から引いた生糸の内から出る自然の発色は、
神秘的でありながら素朴な力強さと、気品高い高級感を漂わせ、渡来特有の彩りが新鮮に映り、
軽くて爽やかなその着心地は、手仕事のぬくもりと優しさを感じさせてくれます。
ギッチャーはムガ蚕の生糸を採集し、空になった繭を棒で叩いて伸ばし、
それを細く糸に紡いで生地にしたものを、インド地方ではギッチャーと呼びます。
絹100%(野蚕糸) 長さ3.65m(お仕立て上がり)
全通柄
◆最適な着用時期 9月~5月(秋単衣から袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン コンサート、街着、お食事、パーティー、行楽など。
◆あわせる着物 洒落付下げ、小紋、色無地、御召、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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