商品番号:1527729
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
創業明治40年の老舗、松綱染工の四代目として有名な
伝統工芸士・砂川健一氏による特選東京染江戸小紋。
残念ながら氏は現在逝去されておりますので、
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
中でも創業300年余りの老舗、一文が別注したお品です。
一反を染め上げるのに、
数多くの職人が、長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの、その技の極致をご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
白生地にはシボ感おだやかな濱のちりめん地を使用。
その地をこっくりとした樺色を用いて江戸小紋三役の一つ、
角通しが染めあらわしました。
大人の女性の情趣が、さりげない佇まいにそっと忍ばされているかのよう。
シンプルながらも味わいと洗練が感じられ、年代を問わずお召しいただけます。
無地に見えるほど細かい手仕事、型と染めの極意、生地の風合い…
一つ紋を入れれば色無地に順ずる略礼装として、また、
有職文様や名物裂写しの帯を合わせて、お茶席にも
この上なくぴったりのお品です。
その仕上がりは、スクリーンの平らな仕上がりとは全くもって異なるもの。
見るほどに深みが増すような、奥行きある表情をご堪能下さいませ。
【 砂川健一について 】
創業明治40年の老舗、松綱染工の4代目として有名な伝統工芸士・砂川健一氏。
昭和14年東京浅草生まれで、30年代半ば、四代目になって以来
時代を見越し、伝統の技術・技法を継承しつつも創意工夫を重ね
独自の染色技術を確立されました。
残念ながら平成19年にお亡くなりになられましたので
新たな創作はございません。
昭和14年 東京浅草に生まれる。
昭和33年 早稲田実業から早稲田大学入学
昭和35年 同大学中退し厳父三代目松綱砂川勝馬の意志を継ぎ江戸小紋染色の道にはいり今日にいたる。
平成3年 通産大臣認定資格制度により伝統工芸士に認定される。
平成4年 新宿区長より江戸小紋染色伝統技能功労者として表彰される。
平成6年 伝統的工芸品産業振興会より伝統的産業功労者として表彰される。
平成10年 関東通商産業局長より伝統的工芸品産業振興に係わる特別功労者として表彰される。
平成12年 日本伝統工芸会より産地伝統工芸会の発展に対し多大の貢献を認められ
表彰される。
【 手付け東京染について 】
手付け東京染小紋は、その柄の細かさ、難しさゆえ、いかに職人が最高の技術、
細心の注意を持って柄付けを行っても、型つぎ、染めむらなしに染め上げることは不可能です。
従って、染織加工後、その型のつぎ目、染めむら、ヘラむらを
細かい筆とサシ刷毛を用いて注意深く染色補正を行い、さらに一反一反慎重に検品を行ったのち、
最終的には湯のし加工による蒸気熱によって補正部分の染着を計り、
出荷するという、手間ひまかけて仕上げられる逸品です。
絹100%
長さ約13.5m 内巾35.5cm (最長裄丈約67cmまで 最長袖巾肩巾33.5cmまで)
白生地には特選濱ちりめん地を使用しております。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お付き添い、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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