商品番号:1524145
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
本当のお洒落帯、
手間と根気と真摯なものづくりの心から生み出される、
手織り帯をご紹介させていただきます。
葛の茎から繊維の長いものを選別し
丁寧に処理をして織り上げた本葛布の単衣・夏向け八寸帯のご紹介です!
素材感は素朴さを感じさせますが、
その混ざり合う淡い彩りは現代の洗練された感性を感じさせてくれ、
都会派のシンプル好みのおきものファンの方にもおすすめのお品でございます。
三大上布などのお着物に合わせてお締めいただきましたら、
さりげなくも…さぞかしステキな大人の和姿となりましょう。
差のつく大人のカジュアルにお楽しみいただきたく思います。
素材感を遊ぶ上質感…
決してたやすく真似できるものではない、工芸品ならではの表情を。
きもの市場でのご紹介もめったとございませんので、
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【色・柄】
経緯糸に100%葛布を用い、ざっくりとハリのある地風の織り地。
ほどよい透け感、ほどよいシャリ感が涼やかな夏の贅沢帯…
また、夏前の単衣に合わせていただいても素敵でございましょう。
お色はナチュラルな生成り色をベースに、
かすかな彩りの濃淡で、グレーや白などが混ざり合い
遠目には砂色のような印象。
太細のある葛糸を巧みに織り上げた一条です。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【葛布について】
葛布は「万葉集」にも詠まれている日本の三大古代布として、
武家や公家の衣装として織り上げられてきた身近で雅な素材です。
七月の梅雨明け頃に採取された葛は、
煮出し、発酵、洗い、結ぶ…と工程を経て葛糸になります。
刈り取りから出来上がりまで、半年以上かかります。
糸作りのなかの「結ぶ」という工程は、
沖縄の芭蕉布と葛布にしか見られないもので、
葛布の糸づくりでは、結び目の左側にしか角が出ないように工夫されています。
結んでいきながら「つぐり棒」と呼ばれる棒状の道具に、
8の字に巻かれて「つぐり」(※)に入れられて糸の準備が完了します。
(※)つぐり:糸に撚りがかからないように糸が中央から出る道具(筬)。
手間暇を厭わない葛糸づくり。
そして織り上げられるきらびやかなで雅な古代布。
筬が手前に回転するのが特徴の「すくい打ち」と呼ばれる、
江戸古来の技で、織り上げられます。
経緯糸:葛100%
長さ3.6m(お仕立て上がり)
◆最適な着用時期 6月~8月(夏前単衣から盛夏に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 行楽、ランチ、お稽古など。
◆あわせる着物 小紋、御召、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています