商品番号:1522645
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
はるか室町時代から女性を虜にしてきた辻ヶ花染。
新潟県十日町より溢れんばかりの夢幻の世界をお届け致します。
雑誌「美しいキモノ」などの専門誌でも有名な、
絞り工芸の大家、翠山工房より、
印象的な彩りの華やぎあふれる特選訪問着をご紹介致します。
今回は服部の袋帯の中でも最高級のクラスに属する
引箔技法を用いた「こはく錦」の袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
【 お色柄 】
[着物]
しなやかな風合いの絹地。
光を受けて艶めく、金通しのその地を
シックなブルーグレーの彩りを基調に暈し染め、
意匠には幻想的な辻ヶ花の意匠が表されました。
贅沢な立体感と、幻想的な彩色の美。
豪華さ、そしてはかなげな幻想の世界。
[帯]
シックな黒色の帯地には、
高貴な面持ちの山路の意匠を織りなしております。
幽玄な表情の箔糸は受けた光を吸い込むように、重厚感溢れる鈍い輝きを放ち、
花意匠には金銀糸を贅沢に用い、唯一無二の高貴な一条に仕上がりました。
【 商品の状態 】
着物も帯も中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 桐屋 翠山工房について 】
越後妻有の里(中魚沼郡)の山々。
翠(みどり)濃く、水清くして美しい…
「翠山」とはさかのぼること120年前、
越後十日町の一流染匠・「桐屋」四代前の田村久平が使用していた「雅号」です。
十日町辻が花の名門といえば、言わずと知れた「桐屋」の名。
久平はこの地に「翠山工房」を命名し、創作活動を始めました。
長年辻が花のみを研究し、その美しさを高めることに専念。
独特の色彩美に、艶やかかつ華やぎあふれるムード…
お着物好きにはもちろんのこと、問屋間でも一目おかれる存在です。
残念ながら2018年12月末に桐屋は廃業されたため
その創作品は市場に現存するもののみでございます。
※2019年より、桐屋の伝統と技術を受け継いだ職人さんが
「翠山」として新しくブランドを立ち上げ、『翠山 辻ヶ花』を創作されています。
【 こはく錦について 】
こはく錦では、立体感や重厚な格調を演出するために…
1本の緯糸に2枚、3枚の箔を引く、二重箔(にちょうばく)、
三重箔(さんちょうばく)と呼ばれる技法が用いられております。
箔糸を通常よりも多用すると重い帯になってしまうと思われがちですが、
見た目の重さとは異なり、こはく錦は軽く締め易いことでも定評がございます。
通常、袋帯には5000本の経糸を用いるのに対して、
こはく錦は6000本以上が用いられております。
帯の巾はどちらも一定ですので、通常よりも細く丈夫な上質な糸を使用して、
逆に軽量化、またより緻密な柄を織り出すことに成功しました。
さらに、片面箔を使用して軽量化を図りました。
両面箔に比べ、片面箔の重さは約2分の1。
その分、捩れがあると裏地の色が出てしまうため、ごまかしが効かず、
箔が捩れないように丁寧に職人の技で織り込まなくてはなりません。
また、こはく錦の帯は、同じ機で表裏地ともに織られております。
同じ経糸緯糸で織るので風合いが同じになり、裏表の違和感がなく、
縫い代をほとんど折り返さずに帯端をかがっておりますので、
本袋帯以上の締めやすい風合いが生まれます。
[着物]
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※パールトーン加工済
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
身丈(背より) | 156.5cm (適応身長161.5cm~151.5cm) (4尺1寸3分) |
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裄丈 | 64.5cm(1尺7寸0分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 30cm(7寸9分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm (1尺 8寸 1分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、式典、パーティー、お付き添い、音楽鑑賞、芸術鑑賞、お食事会など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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