商品番号:1521223
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【 仕入れ担当 中村より 】
山本遊幾作の彩密友禅訪問着をご紹介致します。
きもの市場でも過去のご紹介は数えるほど。
今回たまたま問屋さんの在庫処分品として仕入れて参りました。
現品限りの価格でございますので
お目に留まられました方は、どうぞお見逃しなく!
【色柄】
しなやかにとろける…名匠の為の極上の絹布。
地色は穏やかな鶯茶色に染め上げました。
描かれたのは「屋並」と銘打たれた、
木に登って町並みを眺める愛らしい童のようす。
その研ぎ澄まされた感性、精緻な筆描きは山本氏ならではのもの。
優雅な風格ある童子の、なんとお顔立ちのよいことでしょう。
おきものとのお出会いも、まさに一期一会。
ご縁を感じていただけた方に…
末代まで大切に大切に受け継いでいただきたいおきものでございます。
是非お手元にて、藝術品をご堪能くださいませ。
【 山本遊幾(や万本遊幾)について 】
師となったのは加賀友禅の第一人者として著名な故・由水十久(ゆうすいとく)氏。
ご存知の通り、加賀友禅は京友禅と異なり
一人の職人が全ての工程を行い作品が完成します。
友禅の全てを学びたいと考えた山本氏にとっては、当然の選択でした。
師の厳しい指導の下、山本氏は多くの事を学びます。
しかし自分なりの作品を手がける許しを戴くまでには、暫くの年月がかかりました。
ようやく師から「着物でも作れ」と許しが出たのは、20歳のときでした。
その作品は加賀友禅の新人作家展での入賞こそ逃しましたが、
全国新人染織展では見事入選します。以降いくつかの染織展での入選を重ね、
一人前の友禅職人としての自信をつけたのち、故郷である東京に戻ります。
友禅職人ではなく、友禅アーティストとして独立するという氏の決断でした。
氏は自身の友禅を「彩密友禅」と名付け、
友禅アーティストとしての活動を本格化させます。
氏の描く緻密な日本画のような友禅は着物の染めに止まらず、
衣装そのものとのコラボレーションや独自の染絵画として
幅広く展開しはじめました。
■略 歴
1958年 東京大森・山王に生まれる。
1976年 加賀友禅作家・(故)由水十久に師事し入門
1979年 京都染織新人展に入賞
~ 加賀友禅新作競技会などにて数回受賞
1986年 独立。東京にて創作活動を開始
1989年 京都、東京にて個展開催
1990年 (有)遊禅工房を設立
1991年 万葉集を題材に「飛天シリーズ」を発表
東京・神戸・博多にて個展開催
1992年 「源氏物語五十四帖」四十二作品を発表
東京・神戸・博多にて個展開催
1995年 「平安建都1200年シリーズ」を発表
1997年 和と洋の融合をテーマに「欧州(和からの脱却)シリーズ」を発表
東京にて個展開催
USA/インディアナ州立大学創立75周年企画に参加
美術館オープン記念にて作品発表
2000年 2000年ミレニアム企画として、新作「源氏物語五十四帖」を発表
2001年 師匠・故由水十久の作風を継承した「わらわべ(童の世界)」を発表
2002年 衣装と意匠をテーマに「いしょうのコラボレーション」を発表
歌手・美川憲一氏の和装をコーディネイト
CDジャケット用,NHK紅白歌合戦の衣装を制作
2003年 「いしょうのコラボレーション」の第二段「染めに織り織りに染め」を発表
東京にて個展開催
2007年 世田谷・常在寺染壁画、「名残常磐記常在寺伝友禅画」を制作
◆染絵パネル「騎射」が2007年度ル・サロン展
(フランス芸術家協会主催)に入選(3年連続)
絹100%
たちきり身丈187cm(背より身丈167cm) 内巾37cm(裄丈70cmまで)
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 30代から末永く
◆着用シーン パーティー、観劇、式典、結婚式、お付き添いなど。
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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