商品番号:1520733
【 仕入れ担当 戸高より 】
紅型工房【 典雅 】の代表を務め、自身も紅型作家として
数々の名品を世に残してきた【 平野晋二郎 】氏。
幾度となく衰退の危機を辿りながらも、
今なお新しい風を吹かせ感性に磨きをかけ、
琉球独特の雰囲気を織物に表現した世界。
紅型に多大なる進歩を及ぼした巨匠の、残された一枚。
もう新たに染め上がることのない希少品でございます。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性で表現する紅型という染めの芸術。
琉球の伝統に思いを馳せながら、後姿にさりげなくそれを飾る。
色褪せることない琉球の熱い心を、どうぞ存分にご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
色彩の映えるエレガントな紅藤色に染めた丹後ちりめんの地。
お柄には一つ一つの花びらや松葉散らしが
際立つ印象で小花草が表現されております。
挿した顔料がボヤっと幽玄な濃淡を表現する
紅型独特の鮮やかなお色目が大変印象的な一品。
心もお着物も華やぐ帯姿を演出してくれます。
すーっと奥に奥に染み入る彩り…。
力強く情熱的、それでいて豊かな風情を醸し出し、
その絶妙な濃淡色は、心の奥底へダイレクトに語りかけてまいります。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約13m 内巾約37cm(最大裄丈約70cm)
白生地には、丹後ちりめん地を用いております。
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、
お食事、お出掛け、ご旅行、趣味のお集まり
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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