商品番号:1519746
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
自在な表現、深まる味わい…
人間国宝である父、山田栄一氏の意志と技術を受け継ぐ、
二代栄一・山田忠夫氏の特撰九寸帯をご紹介致します。
弊社でも滅多にご紹介がございません。
受け継がれる妙技を是非ともご堪能下さいませ!
【 お色柄 】
さらりと肌触りの良い塩瀬地を、
味わい深い黄唐茶色に染め上げて。
お柄には、楊枝糊ならではの伸びやかな線美が特徴的な、
葡萄唐草の意匠を表しました。
写実性はございませんが、植物の持つ生命力、力強さを込めたかのような…
心に訴えかける美しさをたたえて
染手の感性と添えられた刺繍がなんとも素敵な一品です。
淑やかに和姿彩る洗練の一条。
シンプルながら気品溢れる面持ちは、きっと重宝いただけることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 楊子糊友禅と山田栄一ついて 】
楊子糊友禅―
楊子(竹べら)の先で腰の強い独特の糯(もち)米糊を垂らしていくという、
特異な糊置き技法です。
楊子糊の太細自在のいきいきとした柔らかな筆勢は、
髪の毛ほどの細い線から松の幹を表現するような太く力強い線まで、
自在に伸びやかに表現することができます。
明治中頃までは盛んに行われていましたが筒金による糊置法が開発され、
急速に忘れられていきました。
しかし、昭和30年に重要無形文化財友禅楊子糊技法保持者に指定された、
故・山田栄一氏によって、再び日の目を見るに至りました。
その後、父の遺志を継いだ忠夫氏が永年の苦労の末、
技法を確立し、楊子糊だけが持つしなやかで伸びのある友禅染が復活致しました。
山田忠夫氏(二代栄一)プロフィール
昭和20年 人間国宝・山田栄一の四男として生まれる。
昭和35年 京都にて染色業を営む長男の下にて修業する。
上村一竿に日本画を学ぶ。
昭和49年 北区鷹ヶ峰にて独立、糊作りの準備に入る。
平成3年 楊子糊の完成を見る。
平成4年 第一回目として御所解の試作品完成
平成6年 父親の人間国宝指定の対象となった作品の復元にこぎつける。
絹100%
長さ約3.7m
お太鼓柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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