商品番号:1513476
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【 仕入れ担当 田渕より 】
延暦年間に始まったとされる伊勢型の歴史…
その歴史を担い、ともに歩み、
すばらしい作品を残してきた人間国宝のお一人、
南部芳松氏。
氏の伊勢型を使用した希少な作品を見つけてまいりました。
一期一会のひと品…
どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
さらりとした肌触りの上質な縮緬地。
穏やかな薄黄色を基調として一面に描かれたのは、
菊や桜、楓の春秋の花々に扇面の意匠。
差し色は鮮やかに。
細かく細かくあらわされた一つ一つの意匠が、粋な着姿を演出いたします。
後世に伝えたい思い、後世に残したいその業。
お手元でご愛用頂ける一品となりましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 人間国宝 故・南部芳松について 】
昭和30年2月。
伊勢型紙が持つ高度の技術に対して、
6名の方々が重要無形文化財(人間国宝)に指定されました。
六谷紀久男 (錐彫り)
児玉博 (縞彫り)
南部芳松 (突彫り)
中島秀吉 (道具彫り)
中村勇二郎 (道具彫り)
城之口みゑ (糸入れ)
残念ながら、現在生存されている方はおられません。
諸氏の手に宿った神…
その魂は、残された型紙に今も生き続けます。
その中のおひとり、南部芳松氏の伊勢型を用いた逸品。
細密な表現ながら、機械では表現できない
『てしごと 』故のまるみが感じられる、その表現。
その『てしごと』の極み、人間国宝にまでなられた南部芳松氏。
明治27年に生まれ、
昭和30年に重要無形文化財、伊勢型紙技術保持者として認定されました。
その後51年に亡くなられましたが、彼の残した型は生き続けておりますが、
その型が一部でも破損すればそれでもう二度と同じものは製作されないという環境の中で、
その型が一つ減り二つ減り、今となっては希少価値も大変高くなっております。
◆南部芳松 略歴
明治37年 10歳にて修行始める
昭和21年 伊勢型紙彫刻組合が結成され初代理事長となる
昭和30年 人間国宝(初代)に認定
昭和35年 紫綬褒賞受賞
昭和50年 皇太子(現天皇陛下)・皇太子妃殿下上覧
昭和51年 82年の生涯終わる
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:黄土色
白生地には特選濱ちりめん地を使用しております。
身丈(背より) | 162.5cm (適応身長167.5cm~157.5cm) (4尺2寸9分) |
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裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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