【 仕入れ担当 中村より 】
一枚持っておかれると重宝する上質な駒絽地の特選色無地着尺に、
涼やかな夏帯と合わせまして、盛夏を楽しむための
素敵なコーディネートをご用意いたしました。
クリアな色彩の上品な色無地に、
越後小千谷紬地の味を感じる本手加工友禅袋帯。
スラっと着姿を整え、淑女の華やかさを演出してくれるでしょう。
お付き添いやお茶の席などのフォーマルシーンには是非、
他に差を付ける、センス良い佇まいをご堪能くださいませ。
定番の一枚。心よりお勧め致します。
【 お色柄 】
[ 着物:特選色無地着尺 日本の絹使用 駒絽地 ]
色:水色
ややシャリ感のある、涼やかな駒絽地。
お色は爽やかな水色に染め上げました。
涼やかに夏を彩る重宝の一枚。
薄地の帯も濃地の帯もあわせて頂けるお色かと存じます。
[ 帯:【京の染匠】本手加工友禅袋帯≪越後小千谷紬地≫ ]
薄手でしなやか、通気性も優れた小千谷紬地。
随所に節の風合いが浮かび、
ざっくりとしていて、さらっとした手触りの帯地です。
その皆練色にて織り成された地に、
川縁の如く流水と石の意匠をあらわしました。
その中には夏の花やひょうたん、葡萄を銀彩で彩り
清らかな色彩で表現されました。
一糸一糸職人が丹精込めて織り上げた地に
美しい夏の風情を描き上げた逸品でございます。
【 小千谷紬について 】
小千谷織物は、1680年頃に絣付け技術の原型が
考案され、多くの職人たちの手で改良が加えられた後、
自在に織模様を表現する技法として成立いたしました。
1.基本図案を木羽定規又は板定規に転写して使用すること。
2.絣模様は手くくり又は手摺り込みの技法によること。
3.緯絣糸は張り台にかけ定規を1枚ずつ取り出し耳印をつけたのち墨付けを行うこと。
4.手摺り込みにより、糸の芯部まで染料を浸透させること。
5.絣糸は蒸気で発色させ、色止め、水洗いを行うこと。
上記の項目をすべて満たし、本当に美しい絣意匠を織りなした本品。
この技術は、18世紀前半から現在に至るまで、
小千谷絣織物独自の基調な工芸技術として
受け継がれております。
まるで染め上げたかのような複雑な絵絣は、絣図案の制作そして定規作りから始まります。
板や紙に十数条の細かい溝を掘り、絣図案を転写します(図案を線状に分解)。
さらにその図案を、薄板を重ねたものを締めた定規のうえに転写(木羽定規)。
これによって、糸のどの位置に色が入れば絣模様ができるのかが決まります。
そして、糸作り。
繭を裂き、綿状にしてから糸にして紡ぎ、真綿の風合いを出します。
柄模様は、織る前の糸に木羽定規を合わせて、糸に直接染料を摺り込みます。
色止めの後、織幅の端の目印となる「耳じるし」を合わせながら織り上げます。
絵絣が美しく表現されるよう経緯の糸を固く機巻きし、
あとは丁寧にこつこつと機を手仕事で織ってゆくのです。
[ 着物:特選色無地着尺 日本の絹使用 駒絽地 ]
絹100%
長さ約13.5m 内巾36cm(裄丈68cmまで)
[ 帯:【京の染匠】本手加工友禅袋帯≪越後小千谷紬地≫ ]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:起毛性の高い綿芯
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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