商品番号:1504696
(税込)
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【仕入れ担当 吉岡より】
草木染めに魅せれて…
染色研究家、山崎青樹氏が代表を務める草木染研究所より
風合い豊かな無地紬着物のご紹介です。
やさしい質感に、穏やかなお色使い…
ふっくら、ふれるとほっこりする独特の手触りをどうぞご堪能下さいませ。
【色・柄】
独特のフシ感。
お色はおだやかな芥子色。
均一なお柄ながら草木の味わいある色彩は見るほどに奥深く、
その風合いをお楽しみ頂けるでしょう。
植物の内側にある美しさをかくも力強く引き出して、
美しいおきものとして纏うことのできる喜びを、
優しいぬくもりに満ちた上質な装いでお楽しみください。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
【山崎青樹氏について】
山崎青樹さんの父である山崎斌(あきら)氏は、文学を志し島崎藤村らとも交流する一方で、
化学染料が導入され衰退の一途だった植物染めの復興に尽力され、
天然染料による染色を「草木染め」と命名された方でもあります。
その父の姿を幼少期から目の当たりにして育った青樹さんは、
日本画家としての才に恵まれもつつも自ずと染めと織物の世界に入り、
やがて植物の栽培や新たな染料の探索にも精力的に取り組みました。
1923年 東京都渋谷に生まれる。父・斌(あきら)は小説家にして染色研究家。
植物染料による染色を始め、それを初めて「草木染」と名付ける。
青樹は幼いころから絵が好きで十二歳で日本版画協会展に出品した作品が入選。
日本画を野田九浦と宇田荻邨に師事する。
1946年 長野県佐久郡前山村に父、斌とともに月明手工芸指導所を設け、
草木染研究所を併設する。
1956年 群馬県高崎市に草木染研究所を移す。本格的な草木染一筋の生活に入る。
1971年 インドの染料植物の調査のためインド各地をめぐる。
以後も南米、東南アジアの諸国を訪ね染色を調査。
1977年 群馬県重要無形文化財に指定される。
1980年 東京国立博物館大講堂にて講演「草木染について」。
1983年 黄綬褒章を受ける。
1986年 日本画院幹事。この年、世界で初めて単独の植物による
緑色の染色(若葉染)に成功。
1988年 東京国立科学博物館にて「草木染展」。
1995年 フランス「国際ウォードインジゴ会議」にて講演。作品を出品。
1999年 古代の藍色である山藍による緑色染を発見。
子息である和樹、樹彦も染色家として活動中。
著書 『草木染色を極めて五十年』、『古代染色二千年の謎』、
『草木染染料植物図鑑』、『続草木染染料植物図鑑』、
『木綿染の基本―草木染技法全書』(いずれも美術出版社刊)他 二十冊以上
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
「角立て組井筒に花菱」の縫い一つ紋が入っております。
八掛の色:辛子色(無地)
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
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裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 51cm(1尺3寸5分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm (1尺 8寸 3分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、ご旅行など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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