商品番号:1504067
古来より受け継がれてきた有職織物を現代好みの彩りで織り成して…
正統派古典の織りを極め、えも言われぬ品格が滲み出る匠の技。
表情豊かな織りが魅力的な特選九寸名古屋帯のご紹介でございます。
【仕入れ担当 吉岡より】
実に繊細な透け感を備えた帯地の風合いと
格調高い上品な古典柄に惹かれて、仕入れて参りました!
有職織物の正統なお柄の九寸帯ですので、
付下げ、色無地、小紋などのお着物とのコーディネートで、
お茶席などにも向きの表情に仕上がっております!
よき名古屋帯をお探しの方へ…
お手元で終生ご愛用頂けるお品となりましたら幸いでございます。
滅多とご紹介の叶わない作品でございますので、
お目に留まりましたら是非ともお問い合わせ下さいませ!
【色・柄】
菱の地紋を浮かべた、淡い薄香色の紋紗地。
お柄には地色に優しく浮かび上がる彩りの絹糸を用いた唐織によって
「笹竜胆」模様を浮かべました。
透け感のある夏地だからこそ、裏糸を丁寧に処理し、
表からは裏糸が見えないような一手間を施しております。
無地場に漂う緊張感、調和のとれた意匠構成が、
高尚で格調高い和姿を演出してくれることでしょう。
【有職織物について】
うるわしき、やまとの四季。
その四季折々、自然の中に息づく美をとらえた『有職織物』の真髄。
朝廷を中心とする貴族の高雅な美意識によって、それは創造されたと
いっても過言ではありません…
おだやかな色彩、なだらかで、洗練された、親しみやすい意匠。
そしてなにより、富貴で上品な風情をかもし出すその世界観。
平安時代以降、朝廷を中心とする貴族を公家と呼ぶようになりましたが、
公家の住生活や衣生活が唐様(大陸的様式)から和様へ戻るようになりました。
時候の寒暖によって襲ねを調節し、それとともに優雅な美しさを表現する
襲ね着形式が発達する中で、より整然とした反復文様の織物によって、
品格高く端正な美しさを表現した有職の意匠も発達致しました。
【福岡裕典 プロフィール】
昭和45年4月、京都西陣の機業の4代目として生まれる。
幼い頃から機に触れて育ち、学校から職場に直接帰宅して
製織の手伝いをしながら技術を習得。
平成元年4月より織物の工程である糸染、整経など、
全てを復習し、更に技に磨きをかける日々を送る中で、
平成25年、日本伝統工芸近畿展にて自身が制作した作品
『有職唐花筥形』が入選。
その後も技術の完成度を高める努力を惜しまず、
現在は顕紋紗の制作に力を注いでいる。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
おすすめの帯芯:夏用綿芯(白)
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事など
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋など
★名古屋仕立て(税込11,550円※夏用綿芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込14,850円※夏用綿芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込14,850円※夏用綿芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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