商品番号:1500954
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
極々繊細な絣の美…
見事な織り味は匠の手仕事一つによるものでございます。
大島紬好きの方が「いつかは割り込み」と仰る幻の割込絣のお品のご紹介でございます。
織手さんも激減し、絶対的な生産数が少ない割込絣のお品。
その稀少性だけでも価値が高いですが、その美しき織味は絶品の一言に尽きます。
一元式やカタス式とは異なる表情を見せる逸品。
お仕立て上がりの値打ち品として、仕入れてまいりました。
大島紬をまだお持ちで方にもおすすめできるお品でございます。
ご紹介の機会は滅多とございませんので、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
大島特有のサラリとした肌触り。
泥染め特有の黒褐色の地に、草花の紋様が描かれた古代文明を感じる創作意匠が織り上げられました。
一元式やカタス式単体のお品と見比べればその精巧さは一目瞭然…
どちらもそれだけで非常に優れた美しい大島でございますが、
割込絣の表情には一線を画すものがございます。
いつの時代でも色褪せない絣の美。
技術の素晴らしさ、絣そのものの美しさは永劫変わることなないでしょう。
一流のお品として、大人の洒落着にお召しください。
手織りの大島独特の滑らかな手触りとシワになりにくい性質、
着れば着るほど着心地がよくなる素晴らしい風合いを楽しみながら、
母から娘へと末永く大切にお召しいただきたいお品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗い、仕立て替えに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 割込絣について 】
明治30年代のころ永江伊栄温翁によって現在の織締機が発明され、
複雑かつ緻密で変化に富んだ絣や、帯締等の特殊な技法も考案され、
割込み絣がつくられるようになりました。
しかしながら、その締めや織りなどの技法が大変難しかったため、
割込み絣は長らく途絶えていました。
昭和40年代なかばに復活しましたが、現在では本割り込み式を織れる方が、
激減しているため、数も出回らず、すでに入手する事が難しくなっています。
カタスと一元を両方使用していれば「割り込み」とよく勘違いされておりますが、
実際の「割り込み」式の絣糸の配列は、
一元→カタス→一元→カタスと続かなくてはならず、
一元の十字、カタスの「T」字が、ちょうどアルファベットの「I」と「E」を連ねたような表情になります。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
絹100%(縫製:手縫い)
身丈(背より) | 154cm (適応身長159cm~149cm) (4尺0寸7分) |
---|---|
裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾37cm(9寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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