商品番号:1498621
(税込)
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【仕入れ担当 吉岡より】
溜息の溢れる美しさ…
現代の名工、秋山眞和氏による
細密な花倉織と藍の彩りをかけあわせた、
美しい作品をご紹介いたします。
琉球上布を生み出した秋山常磐氏を父にもち、
「現代の名工」、かつ伝統工芸士でもある染織家。
かつて、作品「万華鏡」「陽炎」は相次いで文化庁の買い上げとなり、
氏の作品は皇室でも愛用されていると聞く、すばらしい経歴をお持ちの方です。
少し秋山氏の染織に詳しいお方でしたら、どれほど製作するのに大変かご判断いただけることでしょう…
藍の美しい色彩を一枚に込めた素晴らしいお品。
「綾の手紬」の文字がしっかりと織りこまれた極上の紬。
今後、その価値はさらに高くなってまいりますので、
ぜひお見逃しないよう、貴方さまのもとで大切になさってくださいませ。
【色・柄】
サラリと軽い…
藍色の濃淡を基調に、さり気なく施された花織表現が魅力にあふれる作品でございます。
一見、シンプルなように見えます。
ですが、少し織りの世界に詳しい方でしたら…
その控えめな色彩の中に、複雑な花綜絖と杼を通す難しさ、
織り手の誠実さや根気強さをすぐに感じ取っていただけることと思います。
お手にとって見ていただければ、そのすばらしさは一目瞭然。
織手の巧みな技、独特の尊さや気高さ、美しさ…
高貴にして上品、また洒落味ある着姿を演出してくれることでしょう。
まさに千載一遇。
この機会を逃しますと、次は本当にいつ仕入れることが出来るかわかりません。
どうぞお見逃しございませんようにお願い申し上げます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【花倉織について】
もともと花倉織は、琉球の王家専用の、格式を誇る夏衣でした。
花のかたちを浮かびあがらせるとともに…
部分的に糸の密度を変えることで、生地に透け感を演出するのがその特徴です。
この絽目を織り上げる為にどれだけの手間が掛けられておりますかというと、
糸の本数は同じなのに絽目を出すという事は、
この透かし織り部分の糸を圧縮し、二本の糸を一本にし、
そして均一に力をかけて織り上げて…
織り手の技と、首里花倉織だけが持つ独特の尊さ、気高さ、美しさ。
ここまでの、類まれなお色使いの作品には本当になかなか出会えないものです。
【 秋山眞和について 】
伝統工芸士
綾町指定無形文化財保持者
綾の手紬染織工房創設者
国の卓越した技能者『現代の名工』指定
黄綬褒章受章
沖縄で染織をはじめた父、故・秋山常磐の
染織技術を受け継ぎ、日本の原産種の蚕
「小石丸」の養蚕から、藍染めや貝紫染め等の
天然染色、琉球由来の絣や花織を用いた
織物づくりを一貫して手仕事で行う。
その功績は国内外で認められ、国による
「現代の名工」指定、黄綬褒章受賞、
綾町指定重要無形文化財指定、ヨーロッパ、
アフリカ等海外へ招致を受けた。
【 略歴 】
1941年 沖縄県那覇市に生まれる
1966年 宮崎県綾町にて“綾の手紬染色工房”創業
1967年 「第2回西武工房展」朝日新聞社金賞受賞
1968年 「日本伝統工芸展」入選
1972年 社団法人日本工芸会正会員認定
1973年 昭和天皇・皇后陛下に御前実演
1982年 日本産の貝による実演貝紫染色に初成功
1984年 宮崎県伝統工芸士第一次指定
1990年 第37回日本伝統工芸展入選作「万華鏡」文化庁買い上げとなる
1991年 小石丸蚕に製織完成
1995年 第42回日本伝統工芸展入選作「陽炎」文化庁買い上げとなる
平成7年度卓越した技術者(現代の名工)指定表彰
1996年 赤坂御苑における秋の園遊会に招待される
1997年 沖縄県立芸術大学より招請され美術工芸学部教授就任
1998年 紀子様に小石丸糸、貝紫染インテリア作品献上
2000年 太平洋・島サミット会議出席17カ国元首夫人綾の手紬染織工房訪問
2002年 綾町功労者として表彰
2004年 天皇陛下が綾町を御訪問の際、お着物御説明
2005年 宮崎県文化賞受賞
2006年 黄綬褒章受章
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※ガード加工済み
八掛の色:藍色(縞柄入り)
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
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裄丈 | 64.5cm(1尺7寸0分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾33.5cm(8寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティ、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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