商品番号:1496631
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
自在な表現、深まる味わい…
人間国宝である父、山田栄一氏の意志と技術を受け継ぐ、
二代栄一・山田忠夫氏の特選訪問着をご紹介致します!
弊社でも滅多にご紹介がございません。
受け継がれる妙技を是非ともご堪能くださいませ!
【 お色柄 】
ざっくりと…しなやかな紬地。
触れるだけでその上質さを感じ取っていただけることでしょう。
その地をこっくりとした御召茶色に染め上げ、
そこに描かれたのは楊枝糊ならではの伸びやかな線美が特徴的な意匠。
松竹梅に菊や女郎花などが描かれております。
写実性はございませんが、植物の持つ生命力、力強さを込めたかのような…
心にうったえかける美しさをたたえております。
お裾元にはさり気なく刺繍が施され、絹糸の艶めきが高級感をそえて。
しっかりと大人の気品を演出してくれる一枚として、心よりおすすめいたします。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 楊子糊友禅と山田栄一について 】
楊子(竹べら)の先でコシの強い独特の糯(もち)米糊を垂らしていくという、
特異な糊置き技法です。
楊子糊の太細自在のいきいきとした柔らかな筆勢は、
髪の毛ほどの細い線から松の幹を表現するような太く力強い線まで、
自在に伸びやかに表現することができます。
明治中頃までは盛んに行われていましたが筒金による糊置法が開発され、
急速に忘れられていきました。
しかし、昭和30年に重要無形文化財友禅楊子糊技法保持者に指定された、
故・山田栄一氏によって、再び日の目を見るに至りました。
その後、父の遺志を継いだ忠夫氏が永年の苦労の末、
技法を確立し、楊子糊だけが持つしなやかで伸びのある友禅染が復活致しました。
【 山田忠夫氏(二代栄一)について 】
昭和20年 人間国宝・山田栄一の四男として生まれる。
昭和35年 京都にて染色業を営む長男の下にて修業する。
上村一竿に日本画を学ぶ。
昭和49年 北区鷹ヶ峰にて独立、糊作りの準備に入る。
平成3年 楊子糊の完成を見る。
平成4年 第一回目として御所解の試作品完成
平成6年 父親の人間国宝指定の対象となった作品の復元にこぎつける。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※ガード加工済み
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
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裄丈 | 63cm(1尺6寸6分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm (1尺 7寸 6分) 袖巾33cm (8寸 7分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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