商品番号:1495253
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
座れば優雅なふくらみを持ち、
立てばさらりとした折り目が立ち、端然と形が整う。
激しい舞いの動きなど、すべての動作に軽々と従う…
それが仙台平の袴。
仙台平とは、仙台平(宮城県仙台市) だけで作られる周知著名な絹織物で、
それを作る技術である精好仙台平は重要無形文化財に指定されています。
その精好仙台平、親子二代にわたり
重要無形文化財指定技術保持者(人間国宝)に
認定された…甲田榮佑氏、甲田綏郎(こうだよしお)氏。
お着物通の旦那衆へ。
本品は甲田綏郎氏による正統派の縞袴。
お目に留まられました方は、是非ともこの機会、
お見逃しなきようお願い申し上げます!
【 お色柄 】
絹独特の光沢とハリ感ある織味。
ひと目に気品と風格漂う地風は、他のものとは一線を画しております。
お色は黒色と白色、水色を基調に縞模様を織りなして。
洗練された、上質感漂う面持ちでございます。
各種儀礼の正装からお茶席や舞台用など、色々にご活用いただけます。
「男なら一生に一度は身に付けたい」と、
日本の男たちがあこがれるのも、至極当然の仕上がり。
歌舞伎界や相撲界、さらには歴代総理大臣にいたるまで、
一流著名人にも愛好者がいるお品です。
【 仙台平について 】
仙台平(せんだいひら)のはじまりは、
仙台伊達家が京都から織工を招聘し幕府への贈答品とし御国織と称したこと。
このうち袴地がとりわけ諸大名に好評で、
仙台平の名称で全国にその名が流布。
仙台平とは、精好織の系統を引くもので、
合糸にした緯糸を漏緯(ぬれぬき)として打ち込んだものを指します。
組織は、平織あるいは平織と斜文の混合組織であり、
経緯とも生糸のまま染色、縞糸部分だけ練染糸とし、
織り上げ時には、緯糸を槌打ちにするか、水に浸して打ち込み、
生地の締まりをよくするそうです。
座り続けても皺になりにくく、そのまま立てば
さらりと簾が下がるように裾が落ちる…
袴を身につけると、腰板が体に沿い
姿勢がよくなるとともに、気持ちも引き締まります。
【 甲田綏郎について 】
昭和4年(1929年)1月4日、宮城県仙台市生まれ。
早くから人間国宝であった父・甲田榮佑に師事、伝統的な
仙台平の製作技法である『 精好仙台平 』を学ばれました。
以来、榮佑氏の厳しい指導のもと、技術の練磨向上に励み、
昭和45年(1970年)、榮佑の死去にともない、家業である
合資会社本場仙台平工場(現合資会社仙台平)を継承。
昭和51年(1976年)に宮城県指定無形文化財保持者の認定を受け、
伝統技術を深く研究してその長所を守り、特色のある意匠の
優れた作品を製織。
平成14年(2002年)7月8日、父・榮佑氏と同じ
重要無形文化財技術保持者として認定を受けられました。
1976年 宮城県指定無形文化財保持者として認定される。
1985年 宮城県伝統的工芸品に指定される。
1989年 宮城県教育功績者
1993年 第29回「日本キワニス文化賞」受賞
2001年 仙台市市制施行112周年記念 市制功労者
第21回「伝統文化ポーラ賞」受賞
2002年 平成13年度伝統的工芸品産業功労者褒章受賞
重要無形文化財保持者に認定される。
2004年 旭日小綬章受章
絹100%
長さ約11m
生地巾約40cm
※専用桐箱付き
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、お茶席、舞台事、和のお稽古など
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