“セール24日18時迄！” 【シルバーウィークSALE】 【よねざわ新田三代目　故・新田秀次】 特選真綿草木染紅花紬 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 先代が遺した希少品。 匠の手の温もり感じて… 身丈156　裄61.5

【　仕入れ担当　田渕より　】
あたたかな色彩が魅力の紅花紬…
紅花の染めでは右に出るものは居ない、米沢の名門・新田。
今回ご紹介するのは新田家三代目であられた故・新田秀次氏の希にみる傑作品でございます。

氏は既にお亡くなりになられておりますので、
もう新たな作品が世に出ることはございません。
このような出逢いもお仕立て上がりならではのもの…
どうか大切に、末永くお召しいただければと思います。


【　お色柄　】
銘『　初音　』

紅花に様々な天然染料を加え、やわらかな独特のお色。
節感の有る風合いが魅力的な紬地をあたたかみのある黄色に染め上げております。

さすが紅花を現代に甦らせた巨匠の作品。
まず、真似をしようと思って真似できるものではないでしょう。

たとえようのない奥深いお色に、たゆまぬ研究と努力から生まれた織り糸、
同じ色、同じ柄は二度とできないという、自然からの創作品。
秀次氏の手のぬくもり、心が感じられる一枚です。
どうか末永くご愛用いただけましたら幸いです。


【　商品の状態　】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【　新田について　】
機織から染めまで。
新田家の初代は、かの上杉景勝公と共に米沢に移り住んだのだそう。

機屋としての起こりは十六代目にあたる新田留次郎氏の代。

その後、機屋としてこつこつとものづくりを続け―
昭和33年に紅花と宿命的な出会いを果たしたのが
機屋三代目：新田秀次氏。

紅花の魅力にとりつかれ、妻の富子氏と共に
自らが納得する色を出すために試行錯誤を行い、
染め続けられた事で今日の新田の紅花染がございます。

そして…
四代目の新田英行氏からは染め、織の一貫生産化に着手、
紅花染めの織物は進化しつづけております。

【　米沢紬（米沢織）について　】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。

1601年（慶長六年）藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧（あおそ）や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。

現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。