商品番号:1502734
(税込)
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【仕入れ担当 吉岡より】
置賜紬・白鷹御召の名門織元、小松織物工房による、
サラリとした手織り紬をご紹介いたします。
置賜紬の中でも、本当に数の少ない白鷹のお品。
お召しの創作が主流ですので、大変希少な織物でございます。
織の表情をたっぷりとお楽しみいただける逸品です。
穏やかな彩りと絹艶の美しい一枚を仕入れて参りました。
このようなお品、ご紹介の機会は本当に稀でございます。
どうぞお見逃しなく!
【色・柄】
画面ではお伝えする事は叶いませんが、触れていただけば
しっかりとした織りの質感を存分に感じ取っていただける事でしょう。
泥染(泥媒染)による草木染で糸を染めた手織り紬です。
草木染ならではの穏やかな彩りと、
泥媒染を経たことによる、黄八丈のようなコシのある糸の風合いが特徴です。
地色は穏やかな黄朽葉色を基調として、
白と黒との縞模様を平織で織り成しました。
着心地良く、着回しも本当に便利ですので、長年お着物に慣れ親しむ方にとって、
手放せない一枚としてご活用いただけることと思います。
まず他にない品質、価格と自信を持ってお薦めいたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 白鷹紬について 】
雪と寒さの厳しい山形県では、藩の財政難を立て直すために、
九代目米沢藩主・上杉鷹山が農閑期に適した強い織物の製造を奨励した結果、
紬づくりの技術が花ひらきました。
手作りの良さが見直される現在、置賜紬は、紅花染めに代表される米沢紬、
経緯併用絣の長井紬、板締め絣の白鷹紬などの総称として、
多くの方々に知られております。
年間の生産数が著しく少ないため、一反一反が非常に高値で取引されており、
その分、多くは作らず、手は抜かない。
そうした真摯な姿勢が、受け入れられているからこそ、
白たか織が今日まで継承されているわけです。
【 鷹の湯泥染について 】
白鷹町にある、鷹の湯温泉の地下1000mから温泉と共に汲みだされ、
ろ過された副産物である、温泉の泥を媒染として染め上げております。
糸質にもこだわり、農林水産省蚕糸、昆虫農業技術研究所で開発された、
蚕品種の高級種の「あけぼの繭」を用いることで、
今までにない、しなやかで深みのある仕上がりとなっております。
「あけぼの繭」は、普通品種のものより繭糸の織度が細く、
平均2デニール(普通品種は3デニール)、繭糸長が長く(普通品種の1.3倍)、
繭の外層から内層までの織度がほぼ均一であるという特徴を持ちます。
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:杏色(無地)
身丈(背より) | 153cm (適応身長158cm~148cm) (4尺0寸4分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72cm(1尺9寸0分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ショッピング、ランチ、小旅行、お稽古など
◆あわせる帯 おしゃれ袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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