商品番号:1469861
【 仕入れ担当 中村より 】
毎日多くのお着物を新たにご紹介していても…
なかなかキモノ愛好家の皆様にご紹介できないものも多数ございます。
そのひとつが【誉田屋源兵衛】(こんだやげんべい)のお品。
その誉田屋さんのお品を今回特別に仕入れることができました。
しかもこれまでご紹介のできなかった麻世妙小紋をご紹介させていただきます。。
大変希少な「麻世妙」の生地を用いて制作した本品。
本来サイト上でご紹介が叶うお品ではございませんが、
誉田屋さんへお願いを重ねてようやくご紹介が叶いました。
価格についてもお気軽にお問い合わせくださいませ。
ご満足いただけるお値段でご提案させていただきます。
室町でも老舗中の老舗の逸品。
ぜひお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
本作品は、従来の麻着物とは違い、柔らかさや上品な光沢を帯びています。
経糸には絹糸を用い、緯糸に麻世妙の大麻糸を用いることにより、
100%大麻糸を使用した生地素材に比べより御召の着物に近く、
それでいてふわりとした柔らかさを生み出しております。
使えば使うほどに、肌に馴染むこの質感。
身体のシルエットに沿い、美しい着姿に。
一切の無駄を削ぎ落としたごまかしのない逸品です。
暈繝暈しによって露草色で、
幻想的に暈し染め上げられて。
おしゃれ着でありながらも気品や奥行きのあるシルエット。
上質を知る趣深い大人の社交着として存分に活躍してくれることでしょう。
帯あわせ次第でご年齢関係なくご愛用いただけ、
カジュアルにも、軽めのセミフォーマルとしてもお召しいただけます。
【 大麻布の歴史 】
今から遡ること約一万年前。日本列島には大麻が群生し、そこに住む人たちは大麻を生活の中で利用していた。
縄文時代創世期の遺跡から大麻の編み生地と縄、土器に付着した大麻の種が出土している。
それらは当時から大麻が生活用品・食品として幅広く用いられてきたことを示している。
また、大麻は「聖なる植物」でもあり、神道の祭祀では「おおぬさ」と称され、樹皮から採った皮を束ねて神に捧げられた。
今も聖域を囲む結界の麻紐や神殿に吊るす鈴の縄として使用される。
日常生活から神道儀式に至るまで、日本人のあらゆるシーンに欠かすことのできない素材だった大麻。
その繊維を編んで作った大麻布も、縄文の古来から現代に至るまで、他に類を見ない唯一無二の衣料素材だった。
「麻世妙(まよたえ)」は半世紀以上にわたり「忘れ去られた布」となっていた大麻布を今一度現代に甦らせたものである。
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
絹100% (一部麻)
長さ約12.5m 内巾約36cm(裄最長約68cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン お茶席、芸術鑑賞、観劇、女子会、街着、ランチ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸帯、八寸帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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