【 仕入れ担当 田渕より 】
着物通が思わず唸る逸品。
存在感あふれる繊細なお柄行が魅力のひと品を仕入れてまいりました。
ここまでのお品、まず滅多とご紹介ができません。
お手に取っていただければその素晴らしさにすぐ気付かれることと存じます。
ここまでの重厚感を醸し出しながら、
軽くしなやかな風合い…。流石は名門。
西陣で一番古い機屋、紋屋井関の織りなす傑作。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
穏やかな風情を醸し出す茶色の引箔地。
幻想的に色の移り変わる箔糸に富貴な絹糸にて、
蒔絵竹梅模様を大胆な構図で織りなしました。
まず他の西陣帯には見られない特別な織りあじ、
それこそが「御寮織」なのだと、お伝えしたく思います。
常に最高級のものを求められる方には、きっとご納得いただけましょう。
限られた場の限られた方にしか販売されることのないお品です。
ご存知の方でしたら、本当に驚かれるお値段かと思います。
現実的な価格で紋屋井関の袋帯をご紹介できる機会はかなり稀ですので、
お心に留められた方には、是非ともお手にとっていただきたく思います。
代々と受け継いでゆける、いえ受け継いでゆくべき至高のひと品を…
自信と責任をもっておすすめいたします。
末永く、大切にご愛用いただけましたら幸いです。
【 紋屋井関について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1318※
※1953年の西陣織の証紙制度登録参加時点では
証紙番号はNo.1。当時の登録名は「井関」。
(当時の組合加盟社の中の38社が証紙登録開始)
番号は、当時参加した織屋の名前・いろは順で
決定されていた。
室町時代から500年以上続く日本の中で一番古い
歴史を持つ機屋。
四代昌庵が岡本尊行に紋織技術を伝授し、
西陣織が始まったとされることより、
「西陣織の始祖」「紋織の祖」とも呼ばれる。
現在は十九代当主。
1555年(元治元年)初代井関宗麟が日本で初めて
空引機を考案し、高級な紋織物国産化を完成させた。
公家や将軍・大名たちの装束を織る「御寮織物司」として、
宮廷文化を彩る逸品を織り続けた井関家には
「桐竹鳳凰麒麟文」を筆頭におびただしいほどの
古代裂が残されており、今日のものづくりの
礎となっている。
また、素材として絹糸は「宮糸」と呼ばれ、禁裏装束のみに
用いられた幻の糸(現在の14中生糸、極細で特に光沢性と
弾力性に優れている)を使用、金糸・箔はすべて本金・
本プラチナ・本焼銀を使用している。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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