商品番号:1555736
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
京でも随一とされる、
伝統的な染めの技法のみを追求されているあの老舗染匠さんによる作品…
塩瀬地の特選九寸名古屋帯をご紹介いたします。
染めたのは繊細な糸目友禅に定評のある作家・田口晃三氏。
昔ながらの本糸目友禅にて、最高級のお品を専門に染め上げる氏の作品は、
室町でもお見かけする機会は決して多くございません。
糸目友禅では右に出る者がいないと称される、田口氏。
染めの仕上がり、着姿の存在感、まず間違いございません。
その素晴らしき作品を、御仕立て上がりならではの価格にて。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
するりとした肌触りが心地よい、なめらかな塩瀬の帯地。
地色は、穏やかで洗練された印象の柳鼠(やなぎねず)色に染め上げられています。
意匠には、叩き染めの上に繊細な糸目で
松と海賦文様が彩り豊かに描かれました。
重ねられた金彩が静かに煌めきを添えています。
なんと細やかな筆致でしょうか…
その気品ある仕上がりは、ひと目で上質さを物語ります。
小紋や付下げ、色無地と合わせて、
和の風情あふれる凛とした後ろ姿をどうぞお楽しみくださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約3.8m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お食事、コンサート・観劇、お茶席、お稽古ごと、趣味のお集まり、街歩きなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。