商品番号:1544883
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
たれ先に織り込まれた「龍村平蔵製」の文字。
確かな技、一生に1本は…と切望される方も数多おられることでしょう。
非常に目を引く独特な意匠、「人形手」。
レトロな中に、現代的な要素も垣間見える、
不思議な魅力にあふれる一条でございます。
お太鼓の裏側まで、意匠が垣間見えるように施された
こだわりの逸品でございます。
状態も非常によく、
コレクターの方にぜひおすすめしたい一品でございます。
一会のこの機会、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
しなやかですこしのハリ感が心地良い紬の帯地。
シックな黒地に、豪華絢爛、色彩豊かな緯糸使いで
見事な人形手意匠を表しました。
宝尽くし紋様や椿の花に囲まれた中央には
ヤギにまたがり手折った梅の枝を担ぐ貴族の姿が。
細やかに織られた金糸が鱗のように煌めき、
非常に細やかな光を照り返します。
非常に芸術性の高い逸品でございます。
お目に留まりましたら、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。
【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。
研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。
龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名
絹100% (金属糸風繊維以外)
長さ約4.35m
耳の縫製:本袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、芸術鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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