商品番号:1544688
【 仕入れ担当 中村より 】
延暦年間に始まったとされる伊勢型の歴史…
その歴史を担い、ともに歩み、素晴らしい作品を残してきたのが南部芳松氏です。
南部氏は明治27年に生まれ、昭和30年に重要無形文化財 伊勢型紙技術保持者として認定されました。
その後51年に亡くなられましたが、彼の残した型は生き続け、
しかしその型が一部でも破損すればそれでもう二度と同じものは製作されないという環境の中で、その型が一つ減り二つ減り、今となっては希少価値も大変高くなっております。
この作品に用いられた型も、どこか一部でもこわれてしまえば、二度と創ることは出来ません。
その貴重な型を大切に大切に用い、創り上げられた逸品小紋です。
なんと今回ご紹介の作品は
白生地に牛首紬を使用したこだわりの一枚。
節の多い紬地に細やかな型を染め上げる...
非常に高い技術がこの一枚にこめられております。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 お色柄 】
穏やかな藤色を基調とした紬地には、
細やかな矢羽根の意匠を表しました。
カジュアルシーンにも確かな存在感を主張するような一枚。
その現代的で知的な雰囲気が魅力溢れるひと品です。
ふっくらと肌にのり、しっかりと丈夫な牛首紬。
着るほどに肌になじむ織物の楽しみを、存分にご堪能いただける最高の織物です。
なかなかない創作力の高い作品と存じます。
【 南部芳松(なんぶ・よしまつ) 】
1955年認定 1894.9.20~1976.11.5
鈴鹿市に生まれ、父に型紙彫刻を学び、1911年上京、日本橋の小林勇蔵のもとで中形彫刻の技術を習得し、13年独立。
帰郷し、細い彫刻刀で突き通すようにして文様を彫りぬく突彫を中心に制作。型紙彫刻の復興の指導者をつとめた。
【 白山工房について 】
石川県牛首紬生産振興協同組合所属
石川県白山市にある国指定伝統的工芸品
牛首紬の織元。
白山工房の牛首紬地は「角印」がつけられている。
工房では糸づくりから機織りまでの作業工程の
見学や機織り体験も可能である。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
絹100%
長さ約12.5m 内巾37cm(最大裄丈約70cm)
白生地は浜の古代ちりめん地を使用しております。
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、染の名古屋帯、織の名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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