商品番号:1543407
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繊細な羅の細やかな組織。
「経錦」と「羅」の二つにおいて重要無形文化財技術保持者(人間国宝)の認定をうけられた
北村武資氏の羅織の帯をご紹介致します。
【仕入れ担当 吉岡より】
もはや織り上げられることのない希少な作品でございます!
現代の空間に溶け合うモダンで立体感ある表情。
スッキリとしたお色味の配色で創作されておりますので、
合わせて頂くお着物の地色も選ばず重宝していただけることでしょう。
もう滅多に入荷も叶わない逸品を、
お仕立て上がりで仕入れることができました!
夏単衣や盛夏のために誂えたご自慢のお着物に合わせる万能帯として…
どうぞ是非お見逃しなく!
【色・柄】
サラリと夏姿に涼やかなごく淡い「白緑」の糸使いで綾なされた模様。
大小の菱模様が美しく織り成された立体感あふれる面持ち。
ここまで上品な美しい羅織物には、なかなか出会うことができないかと存じます。
本当にお手にとって触れてただけないのが残念ですが、
通常の羅に比べわずかに地厚ながらも非常に軽く、
シャリ感のある仕上がりとなっています。
シンプルながらその意匠美、機能美、そして組織美を追求した、
人間国宝が奏でた逸品をお届けいたします。
末永くご愛顧いただける方にお届けさせていただければと願っております。
母娘受け継ぐ美術品としてお求めいただければ幸いでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
【商品の状態】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【重要無形文化財技術 「羅」について】
北村武資氏の作品は、いずれも伝統的な織物を構成する要素に変化を加え、
現代の美として甦らせることを意図して生み出されたものです。
国内外に知れ渡る名匠の美技。
「現代に生きる織」を志向し、古代技術の復元に留まらず、
新たな織物美の創出を志すその作風は、国内外で高い評価を得ています。
平安時代以降、歴史上から姿を消し、ようやく大正末期ころから昭和にかけて、
喜田川平朗氏らにより羅組織の復元が試みられるようになりました。
そして羅に魅せられた北村武資氏の手によって復元され、今日に至っております。
羅とは搦み織りの一種で、
太撚の絹糸を使い、振綜(ふるえ)という経糸を自在に動かせる装置を備えた機で織ります。
1本の経糸が左右の経糸と捩れ、
そこに緯糸を通して搦みを固定し網目状の隙間をつくっていきます。
この本物の羅は、決して織機でできないことなどから、西陣でもほとんど作られておりません。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳
絹100%
長さ約3.85m(お仕立て上がり)
人間国宝・故:北村武資製
パールトーン加工済
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添い、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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