商品番号:1543104
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
西陣一流ブランド「織悦」による、
全通にわたり細緻に意匠が織り描きだされた高級袋帯のご紹介です!
昨今、織悦さんの作品を問屋さんで見かける機会は本当に少なくなりました…
今回は、西陣の老舗産地問屋さんにて運よく見つけることができました!
細緻な意匠美、確かな技術で織り上げられた独特のその風情。
人を惹きつけるそのおりくち、後姿に魅せるこだわりを、
是非お手に取ってご覧頂きたく存じます。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
織悦らしいしなやかな織りの風合いをそのままに
名物裂が一条の帯として織り上げられました。
驚くほどしなやか、かつ密な打ち込みの洗柿色の帯地。
そちらに、綾なされた太子間道のおもむきある意匠。
高雅な有職文のようでありながら、異国情緒を感じさせ、
また 意匠には鳥をイメージさせる箇もあります。
シンプルな中にも飽きのこない帯姿をお楽しみいただけます。
落ち着いた雰囲気のその表情は、
悠久のときを経ても飽きのくることのないお柄としてたしかに伝承されました。
織り口は風通織。緯糸の渡りがない分、
きめ細かくもしなやかな織り上がり。
古代紫の帯地に織りなされた侘び寂の情感を感じる質素な色使い。
お茶席は勿論、ご普段遣いのひと品としてオススメいたします。
ぜひともお手元でご愛用くださいませ。
【 風通織について 】
織物の表裏にそれぞれ別の色糸を用い、二重組織となって表裏の文様が反対の配色になる織物のことで、二重織ともいいます。二重組織のためにいかにも袋状に織られているように見え、その中を風が通るという意味で「風通」という名称がつけられました。
【 織悦について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.503
1922(大正11)年創業
初代高尾菊次郎が好み心酔した本阿弥光悦と
織物作り一途の悦びの心境を評し、商号として
「織悦」と名付けた。
昭和初期にアップリケ、刺繍、ゴブラン式モール織、
両面織、梨地絽、本羅等の10数件の特許を取得するも、
奇をてらわず、いかなる時も使い手に喜ばれる物づくりに徹し、
琳派・正倉院文様・中近東・中南米などの文様を
巧みに取り入れ、菊次郎氏から引き継がれた
卓越した感性と独特の色使いの帯を製作、
国内外問わず高い評価を得ている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを4.6mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約4.35mで仕立て上がります。
柄付け:全通柄
耳の縫製:本袋のためございません
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、芸術鑑賞、観劇、趣味のお集りなど
◆あわせるきもの 洒落訪問着、色無地、小紋、御召など
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
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